大学生でも花屋でアルバイトはできる?採用や仕事内容を徹底解説
四季折々の美しい花が並ぶ花屋さん。なんとなくおしゃれな雰囲気で、特に花や植物が好きな方にとってはあこがれの職場かもしれません。
しかし、実際にはどんな人が働いているのでしょうか。お店によってはスタッフが1人しかいない花屋さんもあるので、そもそもどうやって働くのかが分かりづらい職場でもあるかもしれません。
まわりに働いている人も少ないので、大学生でも採用してもらえるのか疑問を持つ方も多いでしょう。花屋さんによっては、大学生の採用がある花屋さんもあります。
今回はそんな花屋さんでの大学生の採用について、そして実際にどんな仕事をするのか紹介していきます。
大学生でも花屋さんで働けるの?
花屋さんで働いている人は、他の業種と同じように、正社員やアルバイトという雇用形態で働いています。花屋さんによっては大学生のアルバイトの採用のある職場もありますが、長期で採用している花屋さんは多くはないようです。
母の日や年末の花屋さんにとって物日(ものび)と呼ばれる繁忙期には、学生の短期アルバイトの募集をしている花屋さんもあるので、働きたいと考えている方はその時期の求人をチェックしてみるのもおすすめですよ。
大学生の採用が多いはチェーン展開の花屋さん
花屋さんの中には、個人で経営しているお店もたくさんあります。家族経営のような形態で営業している場合もあるので、そのような店舗では大学生のアルバイト募集はあまりないようです。
比較的大学生の求人があるのは、チェーン展開している大きな花屋さんです。
スタッフの人数が多く、シフト制でまわしているお店が多いので、大学生のアルバイト採用を行っている店舗が多くなります。
花屋さんで働く人の中には主婦も多いので、夕方~閉店時間にシフトに入れる大学生のアルバイトの求人を出している店舗も良く見られます。
そもそも花屋さんってどんな人が働いているの?
花屋さんはお店によって営業形態や働き方がさまざまです。
個人経営の花屋さんなのか、チェーン展開している花屋さんかによっても働き方が大きく変わります。また、路面店なのか、商業テナントに入った店舗なのかによって営業時間に差があるので、結果的に勤務時間帯も変わってきます。
アルバイトで入社して働いている人
チェーン展開している花屋さんでアルバイトを続けている、あるいは正社員に昇格したという人が1番多いです。花屋で働くスタッフの中には、未経験から知識と技術を学んだという人もたくさんいます。チェーン展開している花屋さんで働くスタッフの中には、自分のお店を出店することを目標に修行を積んでいるという人も少なくありません。
新卒採用で花屋さんになる
チェーン展開している花屋さんや一部の個人経営の花屋さんでは、他の業種同様、大学生に向けた新卒採用を行っています。
新卒採用で社員として入社した場合は、店舗での生花に関する知識や技術の習得と並行して、仕入れやマーケティングなど、花に関わる幅広い業務を学ぶケースが多いです。
花屋さんのアルバイトは未経験でも採用してもらえる?
大学生の場合、生花や園芸に関連した学校でない限り、未経験での応募になるはずです。
未経験でも採用してもらえるか不安に思う人も多いですが、花屋さんのアルバイトは未経験でも採用してもらえます。
他のアルバイト同様、履歴書の提出や面接が実施され、採用が決まるという場合がほとんどです。
アルバイトの面接はどんな感じ?
花屋さんは接客業なので、見た目の清潔感に加え、コミュニケーション能力の有無は面接で採用を判断する大きなポイントといえるでしょう。
例えば、ギフトの花束のオーダーがあった場合。会話から、お客様の希望するブーケのイメージを聞き出し、想像する必要があります。例え技術があったとしても、お客様の希望する花束のイメージを共有できなければ、満足してもらうことはできません。そのため、花屋さんで働く上で、コミュニケーション能力は必要不可欠といえます。
面接は、スーツを着るような堅苦しいものではなく、お店のバックヤードや裏にある休憩スペースで行われることが多いです。清潔感のある、きちんとした服装であれば、私服で問題ありません。
どんなことを聞かれる?
面接では、志望動機に加えて、接客業の経験があるかどうかを聞くことが多いです。
また、花屋は入社前に想像しているイメージ以上に、かなり体力を使う仕事なので、体力面でやっていくことができるかという心構えについて聞くことも多いでしょう。
他の職種のアルバイトと大きく異なる質問があるわけではありませんが、サービス業なので土日や祝日にシフトに入れる人を歓迎しているお店が多い傾向にあります。
入社後はディスプレイや仕入れなどの業務も担うことになるため、今までの学生生活やアルバイトでそれに準ずるような経験があればポートフォリオとして持参するのも良いでしょう。
突然、花に関する知識や技術的なことを問われることはまずないので安心してください。
花屋のアルバイト、服装の規定はある?髪色は?
大学生がアルバイトをする上で気になる髪色や服装についても知っておきましょう。
ただしお店によって規定は異なるので、気になる方はお店をのぞいてみるのが確実です。
制服はないことが多く、エプロンの着用があるお店も
私服に貸し出しのエプロンを着用する花屋さんが多いです。
接客業なので、清潔感のある身だしなみが求められます。通常の切花や花束を販売するような花屋さんではあまり規定が厳しくない傾向がありますが、冠婚葬祭の花を多く取り扱う花屋さんは規則が厳しい傾向にあります。
花屋さんはセンスが問われる職業でもあるため、おしゃれをしているスタッフも多いですが、水仕事なので汚れても問題のない服装が前提です。
特に足元は、立ち仕事に加えて、水に濡れてしまうことも多いのでスニーカーを着用しているスタッフがほとんどです。
髪色はお店によりけり
髪色に関しても、お店によってかなり差が大きいです。
花屋さんで共通なのは、清潔感があり、お客様に不快感を与えないこと。
色のトーンで規定があるお店もありますが、金髪くらい明るい髪色でも問題のないお店もたくさんあります。
花屋さんのシフトの組み方は?繁忙期はある?
シフトに関しても、個人で経営している花屋さんとチェーン展開の花屋さんで大きく異なります。
今回は、大学生の採用が多い、チェーン展開している花屋さんのシフトについて紹介します。
シフトは1か月単位で組んでいる場合が多く、大学生のアルバイトであれば週2~3日出勤するスタッフが多いです。もちろん希望休暇や長期休暇の提出も可能です。テストや就職活動の時期も、シフト制なので融通が利くといえるでしょう。
花屋さんには、繁忙期と閑散期があるので、繁忙期はなるべくシフトに出てほしいと希望されることが多いようです。
繁忙期は母の日、年末、卒業シーズン、逆に夏は閑散期なので夏休みの希望は出しやすいです。特に母の日は花屋にとって1番の繁忙期なので、スタッフ総出で準備にかかるお店が多いでしょう。
花屋さんの雰囲気は?大学生のアルバイトはいる?
これもお店に寄りますが、他の業種のアルバイトよりも大学生アルバイトは少ない、あるいはまったくいないお店もあります。
大学生のアルバイトが増えるのは、母の日や年末年始の短期アルバイトの時期。
そこで短期アルバイトをして、そのまま長期アルバイトとして採用されるケースも多いです。
夕方までは主婦のアルバイトも多く、夕方以降に大学生のアルバイトと交代になるような勤務スタイルもよく見かけます。飲食店やカフェのアルバイトに比べると、10代のスタッフがあまりいないので、年齢層が少し高めの職場です。
接客業なのでコミュニケーション能力が高いスタッフが多く、勤務中もお客様がいない時間帯は話しながら作業を行う時間帯もあります。
花屋さんの1日はどんな感じ?
生花を販売したり、花束をつくったりしているのは知っているけれど、実際に花屋さんはどんな業務を行っているのでしょう。
美しい花に囲まれてのんびりした雰囲気に見える職場ですが、実は想像以上に体力が必要な職場です。アルバイトでせっかく採用されても、イメージとのギャップに辞めてしまうなんて、残念な結果にならないように花屋の仕事内容についても簡単に知っておきましょう。
水揚げ
基本的にお花の仕入れがある月、水、金曜日、オープン前に行う業務です。平日の朝なので、大学生のアルバイトだと関わることがないようなシフトのこともありますが、本来は花屋さんに入社すると最初に任される仕事でもあります。
市場から入荷した生花が、しっかり水を吸って長持ちするように、花の種類に適した処理をほどこす業務のこといいます。
花の管理・水替え
生花は生き物なので、日々状態が変化します。店頭に並んでいる花も、毎日状態が変わるので痛んでいる花があれば取り除き、水が下がって元気がない花があれば再度水揚げを行います。
花を活けている花瓶の水を入れ替える水替えと呼ばれる業務も毎日の日課です。
花束・アレンジメントの製作
最初のうちは、出来上がった花束のラッピングを練習したり、装飾用の小物をつくったりすることが多いです。
営業中には、オーダーの花束に加え、作り置きの花束やアレンジメントを並行して製作します。
接客・レジ対応
来店されたお客様への接客、会計、花の持ち帰りの準備を行います。
花の値段は仕入れ値によって日々変化するので、慣れるまではレジ関連の業務をこなすのが少し大変です。
配送業務
花束やアレンジメントの梱包も店舗で行います。店舗によってはお届も自店で行うことがあります。
開店業務・閉店業務
他のお店と違うのは、オープン前には商品が並んでいないところです。その日の入荷状況や、入荷のない日はお店に残っている花の状況を見て、ディスプレイを行います。
閉店作業では、レジ締め、花の水替え、清掃に加え、明日の来店予約の準備なども行います。
大学生が花屋さんで働くメリット
将来花屋さんで働きたい方はもちろん、それ以外の方にも花屋さんで働くメリットはたくさんあります。フラワーセラピーという言葉もあるくらい、花には人の心を癒す効果があります。勤務するたびに、綺麗な花に囲まれて働くことができるのは、花屋さんにしかない何よりのメリットでしょう。
ここからは、大学生が花屋さんで働くメリットについて詳しくご紹介します。
花や植物についての知識が増える
お客様から、花の名前はもちろん、長持ちさせる方法や植物に関する知識を聞かれることが多いので、自ら学び知識が身に付きます。
花屋さんで働くとき以外にも、花束をもらったり、自宅に花を飾ったり、生活する中で花に触れる機会は多いので、日常にも役立つ知識といえるでしょう。
さまざまな年齢層の方とお話できる
花屋さんに来店する方は、他の職種に比べかなり年齢層、性別共に幅広いです。お客様との会話から新たな気づきがあることも多く、日々新しい発見がある職場です。
お客様からの感謝を日々の励みにできる
花屋さんは、人生の大切な瞬間を、花を通じてお手伝いできる仕事です。
お客様の気持ちを花束に替えてお届けしたり、美しい花で日々の生活を豊かにしたり、お客様とのコミュニケーションなしには成り立たない仕事です。
お客様から感謝の言葉をいただける機会も多く、それが自分自身の生活の、そして毎日の仕事の励みになるでしょう。
大学生が花屋で働くときに大変なこと
仕事ですから、もちろん大変なこともあります。
花は生き物なので、日々状態が変化しそれを毎日管理する必要がありますし、立ち仕事なので体力も必要不可欠です。
最初は確かに大変ですが、それ以上に、花に触れて働くことのできる唯一無二の職場であり、やりがいのある仕事でもあります。
水仕事、立ち仕事がつらいことがある
水を扱うので特に冬の、寒い時期は水も冷たく手も荒れがちです。また、バラにはとげもあり、花の処理を行うときに手が傷ついてしまうことも少なくありません。
シフト中は常に立ち仕事なので、つらいと感じる人もいるでしょう。
花に関する知識が必要
花の仕入れ値によって、販売する価格が日々変化するので、最初のうちは名前と価格を覚えるのが大変です。
例えばバラであれば、さらに細かい品種名まで覚える必要があります。好きな人にとっては苦ではありませんが、やはり入社した時は情報量も多く、季節によって花が変わるので覚えるまでは大変かもしれません。
すぐに花束やアレンジメントを作れる訳ではない
花束やアレンジメントの製作には技術とセンスが必要です。
ほとんどのお店では、入社後すぐに作り方を教えてもらえるわけではありません。
また、ある程度作成のノウハウはありますが、作り手によって色合わせの方法やセンスもさまざまです。作っていく中で自分の花束、アレンジメントの製作の仕方やセンスを磨いていく必要があり、日々流行をチェックし学ぶ姿勢が必要です。
それがやりがいのある部分でもあり大変な部分でもあります。
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まとめ
大学生でも、やる気があれば花屋さんでのアルバイトを目指すことができます。
花に触れることは、不思議と自分自身の心も癒してくれます。花屋さんは、花を通じて、たくさんの人の人生を豊かにできる唯一無二の仕事です。
未経験のスタッフも多い職場なので、熱意を伝えればきっと答えてくれる職場が見つかるはずですよ。花屋さんのアルバイトに興味のある方は、ぜひ求人情報をチェックしてチャレンジしてみてください。
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