花屋の仕事の大変なこと7選|やりがいや魅力とは

花屋と聞くと、花に囲まれて毎日癒やされそう、花に囲まれて華やかな仕事……なんてイメージがあるかもしれません。しかし、実際には大変なことも多い仕事です。

花屋で働いてみたいとお考えの方は、大変なことをあらかじめ知っておくことで、実際に働くイメージがしやすいのではないでしょうか。

この記事では、花屋ので働くうえでの大変なこと、仕事内容、やりがいや魅力まで徹底解説します。

花屋に憧れている、花屋で仕事がしたいという方は、ぜひ参考にしてください。

花屋の仕事の大変なこと7選

花屋の仕事内容は多岐に渡ります。

業務を分担している花屋もありますが、一通りの業務については流れも含めて知っているほうがスムーズに仕事ができるでしょう。

それではさっそく、花屋の仕事の中で大変といわれることについてご紹介します。

力仕事が多い

花屋なのに力仕事?と思われるかもしれませんが、花屋は意外と重いものを持つことが多いです。

花屋では、花のお手入れや水換えのために水をよく使います。花を入れておくバケツにはたくさん水を入れなければいけません。水が入った重いバケツを動かすことも多いので、意外と大変です。

水の入れ替えなどもあり、1日に何度もバケツを運びます。花を仕入れる際はたくさんの花を車に運ばなければいけませんし、花を配達する際は、スタンド花など大きな花を届けることもあるでしょう。これらも重いので力が必要です。

また、花屋は接客業なので立ちっぱなしで仕事をすることがほとんどです。夕方になると脚が辛くなることもあるでしょう。

このような点から、花屋は思っている以上に体力がいる仕事なのです。

手荒れや冷え

花は生きています。新鮮で美しい状態でお客さまの元へ届けるためには、鮮度管理がとても重要です。

暑すぎても寒すぎてもいけないので、花に合わせて室温を調整しなければいけません。鮮度管理を行うために、花は常時水を張ったバケツに入れています。冬は水がとても冷たいので、水を触ることが増える花屋の仕事はきついと感じるでしょう。指先が冷えるだけでなく、足先も冷えやすいので防寒対策は必須です。

また、花屋は水を使う回数が多い仕事なので手荒れもしやすくなります。花を切ったり、アレンジしたりする仕事もあるため、どうしても手が荒れやすくなるのです。手荒れがひどい場合は、花屋の仕事を続けるのは難しくなってしまうことも。ハンドクリームをこまめに塗るなど、対処が必要です。

繁忙期は残業があることも

さまざまなシーンで贈られるお花。どんな方にも喜んでもらいやすく、贈りものの定番となっています。

例えば、母の日や父の日、敬老の日などのイベント時期は、花屋の繁忙期シーズンです。このようなイベントのシーズンになると、フラワーギフトを購入する方が増えるので繁忙期となります。

繁忙期は、店頭での販売だけでなくウェブショップでもたくさんの注文が入ります。配達の件数も多くなるため、繁忙期は残業しなければならない場合もあるでしょう。

土日祝は休みにくい

花屋の仕事は、平日よりも土日祝にお客さんが多くなる傾向にあります。お店の立地にもよりますが、少なくとも土日のどちらかは営業となっているお花屋がほとんどです。土日祝は、イベントや舞台なども多いため、そのような場所にお花を届ける仕事が入ることもあるでしょう。

また、販売しているお花は鮮度を維持しなければいけないため、お休みの日でもお花の管理はしなければならない場合もあります。

花屋で働いてみたいけど土日祝は休みたい……と考えている方は、採用されにくいかもしれません。

仕入れ量の見極め

花屋の仕事は、花の仕入れ量の見極めも難しいといわれています。売れない花が出てしまえば、それらは廃棄処分となってしまいます。せっかく仕入れた綺麗な花が廃棄となってしまうので、できるだけ廃棄品を出さないように仕入れしなければいけません。

鮮度管理も丁寧に行い、廃棄品を減らすには、経験を積んでいなければ難しいでしょう。

技術を磨くのは時間がかかる

花屋では、お客さまの要望に合わせてオーダーメイドでフラワーギフトを制作することもあります。これらは誰でも簡単にできることではありません。技術を磨くのは時間がかかるでしょう。

スクールに通って花のアレンジを学ぶこともできますが、花屋で働きながら技術を身につける方も多いです。未経験だからといって、応募をためらう必要はありません。

人間関係で悩む場合も

どのような職場でもある悩みが、人間関係ではないでしょうか。花屋に限らず、どのような職場でも人間関係での悩みはつきものです。

花屋も同様で、お店の従業員同士の人間関係はもちろん、お客さまと接する機会が多い仕事なので、その中でのやり取りで悩むということもあります。

アレルギー持ちの場合はきついことも

花屋の仕事は、花粉のアレルギーを持っている場合はきついと感じることもあるでしょう。アレルギーの程度にもよりますが、花粉症の方だとブタクサや菊に反応してしまうこともあり、目がかゆい、鼻水が出るなどの症状が起こるかもしれません。

アレルギーの症状がひどい場合は、顔がかゆくなる、目が腫れる、蕁麻疹が出るなどもあるため、アレルギー体質の方は、事前にどの植物に反応するのか検査しておくと安心です。

花屋の仕事のやりがい・魅力

ここまでは、花屋で働くうえでの大変なことについてご紹介しました。

しかし、それ以上にやりがいや魅力も多い仕事です。花屋の仕事のやりがいや魅力には、どのようなものがあるのでしょうか。

  • 美しい花に囲まれて仕事ができる
  • お客さまの喜ぶ顔が見られる
  • 花に関する知識や技術が身に付く

以上の魅力について、詳しく見ていきましょう。

美しい花に囲まれて仕事ができる

花屋で仕事をすれば、毎日美しい花に囲まれて仕事ができます。

季節の花も多いので四季のうつりかわりも感じることができるでしょう。花は見ているだけで癒やされるものなので、花に囲まれることで日々癒やしの空間で過ごせることになります。

また、自分がメンテナンスしたお花や、自分が作ったフラワーギフトが売れる瞬間は、とても喜びを感じられるものです。

とにかく花が好き!という方には、とても魅力的な仕事でしょう。

お客さまの喜ぶ顔が見られる

花屋は、お客さまの大切な日に寄り添うことができる仕事です。自宅に飾るお花を購入される方もいますが、プレゼント用のお花を買いに来られるお客さまは多く、お花とともに気持ちを届けるお手伝いができる仕事です。

自分が作った花束が喜んでもらえたり、お礼をいわれる瞬間は、とても嬉しいもの。お客さまが喜ぶ顔を見ることができるのは、花屋ならではのやりがいではないでしょうか。

花に関する知識や技術が身に付く

花屋で仕事をすると、花に関する幅広い知識が身につきます。

また、花をアレンジしたりお手入れしたりする技術も身についていくでしょう。ネットショップの運営も行っていれば、ネットショップに関する知識も身につきます。このように、花屋ではさまざまな経験ができるので、花屋で身につけたスキルは独立や転職にも活かせます。

花屋に向いてる人の特徴

やりがいと魅力がたくさんある花屋の仕事ですが、花屋に向いているのはどのような人なのでしょうか。次に、花屋に向いている人の特徴について見ていきましょう。

花が好き・学ぶのが好き

花屋で仕事をしている方は、まず花が好きな方が多いです。また、花についてもっと知りたい、詳しくなりたいというような、学ぶことが好きな人にも向いているでしょう。

花は、品種改良されて新しいものも登場しています。また、アレンジメントに関しては流行りなども意識しなければいけません。そのため、花が好きで学ぶことが好きな人は花屋に向いているといえるでしょう。

花の魅力を伝えていくことに喜びを感じられて、そのための知識や技術力をどんどん身につけようという向上心がある方は、楽しみながら仕事が続けられるはずです。

体力に自信がある

花屋で働くうえでのきついこと、大変なことのひとつに、意外と力仕事であることを挙げました。したがって、花屋の仕事は体力に自信がある人が向いているといえます。

あまりにも体力がない場合は、バケツの水を取り替えるのも一苦労です。体力に自信がある方は、面接の際のアピールポイントにもなりますよ。

コミュニケーションをとるのが得意

花屋では、お客さまとお話しをすることがたくさんあります。例えば、お客さまの要望に合わせてお花を用意する場合、どのようなものを望まれているのかきちんと聞き出す必要があります。しっかりとコミュニケーションをとっていないと、満足してもらえるお花を提供することはできません。

花屋では仕入れやお花のお世話・お手入れも大切な仕事ですが、接客業なのでコミュニケーションを取るのが好きな人が向いています。

想像力がある

花屋の仕事は、想像力も必要です。お客さまからのオーダーを受ける際には、上記で紹介したようなコミュニケーションをとることも大切ですが、想像力があることも重要です。

お客さんの喜ぶ顔をイメージして、どんな人にプレゼントされる花なのか、どんなお祝いごとに贈る花なのかを想像することができれば、より喜んでもらえるフラワーギフトを作ることができるはずです。

花屋で働くうえで必要な知識とは

花屋は未経験でも働くことができますが、花に関する知識や花言葉など仕事で役立つとされる知識を持っていると採用されやすくなる可能性が高くなることも。最初から全ての知識を持つことは難しいので、もちろん働きながら学んでいくことも大切です。

ここからは、花屋で働くうえで必要な知識についてご紹介します。

花や植物の管理に関する知識

花屋で働くには、花の鮮度を維持するために花の管理方法について知っておく必要があります。これは独学で学ぶ方もいますし、学校で知識を身につける方もいます。

花言葉についての知識

花屋では、贈り物の花を用意する際に、花言葉から花を選ぶこともあります。お客さんに質問されてすぐに答えられるくらいの知識は身につけておくと安心です。

贈りものに選ばれやすい有名な花言葉を覚えておけば、花言葉からお客さまとの会話が広がることもあるでしょう。

花屋で働きたい!どうすればいい?

ここまでは花屋の仕事内容や、やりがい・魅力などをご紹介しました。

では、実際に花屋で仕事がしたいと思った場合、どうすれば良いのでしょうか。

花屋で働くための方法としては、資格を取って求人に応募する、学校で学んで就職する、花屋でアルバイトするというような方法があります。

資格を取る

花屋で仕事をする際、特に資格は必要ないといわれています。しかし、フラワーギフトを制作するには、色の組み合わせ、お花の組み合わせなどを知っておく必要があるでしょう。これは経験を積んで身につけていくこともできますが、資格を取得していれば、就職でも有利になります。

花に関する資格は数多くありますが、そのひとつに日本フラワーデザイナー協会の「フラワーデザイナー資格検定」があります。このほかにも数多くの花の協会があり、独自の検定試験があります。その中でも唯一国家資格となっているのが、フラワー装飾技能士です。国家資格なので花の資格の中では一番レベルが高いとされています。これを取得していれば独立開業でも役立つでしょう。

このような資格は通信講座などを使って独学する方法もありますが、実技面に不安がある場合は学校で学ぶ方法もあります。

学校で学ぶ

大学で植物に関して勉強していたという場合、植物の扱い方や特徴などの知識が身に付いているため、花屋の仕事で役立てることができます。また、フラワーデザイナーを目指す専門学校などもあり、これらに通うことでお花の扱い方やフラワーギフトを作るための知識を身に付けることができるでしょう。

アルバイトから始める

花屋では、未経験でもアルバイトで働くことができます。お店により経験者のみ募集という場合もありますが、未経験可となっている求人であれば未経験でも応募可能です。

アルバイトからスタートしますが、経験を積めば正社員になれるチャンスもあるかもしれませんし、他のお店で正社員の求人を探して就職する方法もあります。経験を積むことで、お花に関する仕事がしやすくなるでしょう。

学校に通うとなると学費もかかってしまいますし、独学では身につけられることにも限界があります。そういった点から考えると、アルバイトで経験を積むほうがスムーズといえるでしょう。

プレミアガーデンで一緒に働きませんか?

プレミアガーデンの募集要項はこちら

高級で美しい花をリーズナブルな価格でお届けしているプレミアガーデンでは、現在一緒に働いてくれる方を募集しています。

  • フラワーデザイナー
  • 電話受付・事務
  • 配送ドライバー
  • WEBマーケティング

未経験者のためのプログラムも完備

プレミアガーデンでは、未経験者がフラワーデザイナーとして活躍できるように、働きながらサポートいたします。未経験の方でも一通り仕事ができるようになるためのプログラムが新しく新設され、先輩が専属で指導してくれるので安心です。

男女比は半々で、男性も女性も活躍できる職場となっています。経験はないけれど花屋で仕事がしたいという方は、ぜひご応募ください。

経験者には転職しやすい条件を提示いたします

中途採用も多いプレミアガーデンでは、転職される方も大歓迎です。前給与などを踏まえた上、転職しやすい条件を提示させて頂きます。

10年以上の経験者も多く在籍しているので、経験者でも馴染みやすい環境ではないでしょうか。

募集要項

フラワーデザイナー
(未経験可)
スタンドフラワーやアレンジメント、ブライダル装花など
さまざまなフラワーアレンジメントを制作する仕事です。
勤務時間9:00~18:30(月~金)
9:00~17:30(土日祝)
※シフトにより決定
電話受付・事務
(未経験可)
お客様からの電話の問い合わせ、メールの対応など
事務系のお仕事だけでなくお客様対応も行います。
勤務時間9:00~18:30(月~金)
9:00~17:30(土日祝)
配送ドライバー
(未経験可)
東京都内、および都内近県へ
胡蝶蘭やスタンド花などを届ける仕事です。
勤務時間9時~19時(シフト制)
※月~金9時~19時(シフト制)
※土・日・祝日 
WEBマーケティング
(経験者対象)
社内IT関連全般およびWEB集客関連の仕事を担当します。
勤務時間9:00~18:30(月~金)
9:00~17:30(土日祝)

フラワーデザイナーは、長期勤続によるキャリア形成を図るため23歳〜45歳迄の男女が対象となります。

  • 社会人としての常識的マナーのある方
  • 向上心がある方
  • 敬語を話せる方

以上に当てはまる方でしたら、未経験者でも大歓迎です。

まとめ

どんな仕事にもいえることですが、花屋の仕事にも大変なことはたくさんあります。今回ご紹介した「花屋の大変なこと」についてですが、自分にできるだろうか……と不安に感じた方もいるかもしれません。しかし、花が好きという気持ちがあれば、やりがいや魅力もきっと感じられるはずです。花が好き、花屋に興味がある方は、花屋の仕事に挑戦してみませんか?プレミアガーデンでは、東京・大阪・名古屋・福岡で求人を募集しています。皆さまのご応募をお待ちしております。

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