日本フラワーカレッジの特徴とは?カリキュラムや学費なども紹介
1年間を通して花に関する知識や技術を学べる学校として、今注目を集めている日本フラワーカレッジ。
花の基本的な知識をはじめ、専門的な知識やスキルを身につけることができ、商品知識や経営ノウハウも基礎から学べます。
花キューピットが関係しているため、プロフェッショナルによる授業を受けられることも特徴です。
本記事では、日本フラワーカレッジの基本情報や魅力的な特徴、主なカリキュラムを解説します。
また、かかる入学料や授業料なども紹介するので、学校に通うことを検討している際はぜひ参考にしてみてください。
日本フラワーカレッジの概要
日本フラワーカレッジの概要は以下の通りです。
学校名 | 一般社団法人JFTD JFTD学園日本フラワーカレッジ |
代表者 | 澤田 將信 |
所在地 | 〒140-8709 東京都品川区北品川4-11-9 日本フラワー会館 |
設立年月日 | 1989年9月 |
日本フラワーカレッジは、さまざまな花を届けるサービス「花キューピット」を運営する一般社団法人JFTDが提供している学校です。
花のプロとして活躍できるようにするためのカリキュラムや体制が整えられており、確実に技術と知識を身につけられる環境が完備されています。
日本フラワーカレッジの特徴
日本フラワーカレッジの主な特徴は以下の3点です。
- 実践的で開かれた学びの場
- 独自の奨学金制度で学習を支援
- 就職サポートが充実
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
実践的で開かれた学びの場
日本フラワーカレッジは、広い知識とテクニックを習得できるように1年間で737時間の授業時間が用意されている学校です。
その中でも、フラワーデザインに力を入れており、講義と実習は合わせて380時間の時間を確保しています。
多くの花に触れることで花の扱いや理論に基づく構成技術を習得することを目指しており、実践的な環境の中で学習することが可能です。
独自の奨学金制度で学習を支援
日本フラワーカレッジは、独自の奨学金制度を用意しています。
奨学金の申請資格として、以下の3つが挙げられます。
- 日本フラワーカレッジに合格した入学予定者や在籍者
- 修学意欲が旺盛かつ学業優秀で出席状況が良い方
- 経済的な理由などで修学が困難な方
貸与金額の限度額は130万円です。
後述でも詳しく解説しますが日本フラワーカレッジの年間費用は133万円であり、奨学金を利用することで大部分を補うことが可能です。
金利は無利子であり、授業料など支払う際には10万円単位で分割貸与されます。
参考:奨学金制度 | JFTD学園日本フラワーカレッジ | 花キューピットのフラワーデザイン専門学校
就職サポートが充実
日本フラワーカレッジでは、花に関する職業へ就職活動する際に花業界に精通したクラス担任へ気軽に相談することが可能です。
就職を希望する生徒の100%が花業界への就職を実現しています。
また、花キューピットの加盟花店によるバックアップも用意されており、約1,500名の先輩からの指導を受けながら花屋経営の学習を進められます。
将来の安定が約束されており、周囲の協力を仰ぎながら確実な成長を実感したい方には、日本フラワーカレッジがおすすめです。
日本フラワーカレッジの主なカリキュラム
日本フラワーカレッジの主なカリキュラムは以下の通りです。
カリキュラム名 | 合計講義時間(1授業時間/80分) |
フローラルアーティスト(フラワーデザイン) | 415時間 |
関連基礎デザイン | 44時間 |
花店経営の基礎 | 34時間 |
花店経営の実践 | 26時間 |
グリーンフィンガーズ(観賞園芸) | 23時間 |
アメニティプランナー | 16時間 |
体験研修 | 112時間 |
キャリアデザイン | 19時間 |
以下にて、各カリキュラムを詳しく解説します。
フローラルアーティスト(フラワーデザイン)
日本フラワーカレッジが扱うカリキュラムの中で最もメジャーなのが、フローラルアーティスト(フラワーデザイン)です。
基礎知識や概論などを学ぶ「フラワーデザイン基礎理論」や、アレンジメントや花束を作成する「フラワーデザイン実技」などを学習します。
その他にも、花の造形や生け花、グリーンコーディネートなどが授業で用意されています。
本カリキュラムの合計講義時間は415時間であり、大半の勉強がフラワーデザインに関わる内容といっても過言ではありません。
そのため、授業を通じて将来的にフラワーデザイナーを目指すことが十分可能です。
関連基礎デザイン
関連基礎デザインの合計講義時間は44時間でそれほど多くはありませんが、重要な内容を学習する大切な授業です。
自由な発想を活用して造形を体験する「造形ワークショップ」や、色の持つイメージや基礎知識を理解する「色彩学」などを学習します。
その他にも、さまざまな描写法を習得する「花のデッサン」などもあり、花業界で活躍するためには必須の知識や技術を身につけられるカリキュラムです。
花店経営の基礎
花店経営の基礎はその名の通り、花屋を経営するために必要となる基礎知識を身につける授業です。
具体的な内容として、経営学や会計学、フラワービジネス論、販売戦略、ビジネス文書などが挙げられます。
合計の講義時間は34時間で他のカリキュラムと比較すると短いですが、どの学習内容も花屋を経営していく上では必要なものなので、しっかりと理解しておくことが大切です。
花店経営の実践
花店経営の実践は26時間の授業時間が用意されており、上記の花店経営の基礎で学んだ内容を実践するカリキュラムです。
「花の品質保持」や「仕入れ」などの花屋を経営していくためには必要な基本業務をはじめ、コミュニケーションに関しても学習します。
実践を繰り返して経験しておけば就職後のイメージがしやすくなり、入社後のギャップを抑えることにつながるでしょう。
グリーンフィンガーズ(観賞園芸)
グリーンフィンガーズ(観賞園芸)は23時間の授業時間が確保されているカリキュラムです。
花の概論や植物と環境、花の毒性などを理解する「フローリストの観賞園芸学」、花の病害や虫害、農薬の取り扱いなどを理解する「花の病虫害」を学習します。
花の分類や名前、特徴などが分からなければ花屋で務めてもうまく接客することは難しいかもしれません。
将来、花屋をはじめとしたフローリストとして働くためにも、花に関する情報をしっかりと身につけることが肝心です。
アメニティプランナー
アメニティプランナーは16時間の勉強時間が用意されていますが、他のカリキュラムと比べると時間が短く設定されています。
主に、日本の行事と花に関する知識や生け花の歴史などを学習する「花と緑の文化」を学びます。
日本の行事と花は密接な関係があり、春には桜、夏には向日葵など、季節ごとに花を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。
講義を通じて、これらの行事と照らし合わせた花の知識や文化を学習し、関係性を理解していきます。
その他にも、ガーデニングのプランニングと企画、提案などを行う「ガーデンデザイン」や、緑や香りによる癒し効果や暮らしと環境を理解する「植物とアメニティ」も講義内容に含まれています。
体験研修
体験研修は112時間と比較的多くの学習時間が用意されているカリキュラムです。
卒業後、実際に花屋で仕事をするとなっても、ぶっつけ本番だと不安に感じることは多いのではないでしょうか。
そのような事態にならないためにも、体験研修を通じて花屋での実習を学んでおく必要があります。
花屋での研修は年2回計10日間のインターンシップで経験し、仕事内容と流れを体験することが目的です。
また、海外研修も用意されており、オランダやドイツなどのヨーロッパ圏における花ビジネスの見学をします。
その他にも、校外研修や課題研究などもあり、研修を通して知れることは数多くあるでしょう。
キャリアデザイン
キャリアデザインでは、19時間の講義時間を活用して職業観や花店就職について学びます。
職業に関する知識と理解を深めることで、職業に対する見方や考え方、態度を身につけられます。
また、花屋に就職したい方のための授業として就職セミナーも用意されており、花屋で務める際の心構えや知識、スキルを学習することが可能です。
その他にも、実際に起業を目的としている方に向けた起業セミナーが用意されており、卒業後のビジョンに合わせて学べる内容が整っています。
日本フラワーカレッジの学費
日本フラワーカレッジの学費は以下の通りです。
費用名 | 価格 |
入学金 | 100,000円 |
教育施設充実費 | 100,000円 |
授業料 | 480,000円(1年間736授業時間) |
実習費及び実験費用 | 650,000円 |
合計 | 1,330,000円 |
費用は前期(入学時)、中期(8月末)、後期(12月下旬)の3回に分かれています。
入学金はその名の通り、入学時の前期のみ必要な費用であり、教育施設充実費も入学時の前期のみに支払う費用です。
授業料の160,000円と実習費及び実験費用の650,000円は3回に分けて支払いを行います。
支払う時期によって必要な金額が異なる点には注意してください。
参考:授業料・入学金 | JFTD学園日本フラワーカレッジ | 花キューピットのフラワーデザイン専門学校
資格取得を目指すなら学びながら働くのもおすすめ!
日本フラワーカレッジに通うことで知識やスキルを確実に身につけられますが、どうしても高い費用がかかってしまいます。
「学校に行かず、知識やスキルを身につけたい」「学費を払うほど生活に余裕がない」などの場合は、花屋などで働きながら学ぶのも一つの手です。
ここでは、学びながら働くことの主なメリットを3つ紹介します。
学費がかからない
働きながら学んでいく場合は、学費がかかることはありません。
学校に通うとなるとどうしても必要になってしまうのが学費であり、日本フラワーカレッジの場合は130万円ほどの学費がかかります。
奨学金を利用したとしても、卒業後には働きながら返していかなくてはいけません。
しかし、花屋で働きながら資格の勉強をする場合は学費がかからず、必要な費用は受験費などだけで少なく済みます。
それだけでなく、働いているので収入も得ることができ、生活に困ることはほぼないでしょう。
仕事を通じて学べる
仕事を通じて学べることも、働きながら学習するメリットの一つです。
たとえば、花屋でアルバイトをした場合、花に触れる機会が多くあるため、自然と花の知識や花屋における業務内容を覚えられます。
また、コミュニケーション能力に関しては実際に花屋で働いたほうが身につきやすい傾向にあります。
勉強しながら働くのは簡単なことではありませんが、仕事を通じて身につくことは多いでしょう。
技術が身につけられる
上記の内容に加え、技術が身につけられることもメリットです。
学校で先生に教わることで技術を身につけられますが、直接店舗で教わったほうがより成長できる可能性があります。
先輩から直接教わることによって花屋の経営に必要な技術が知らないうちに身についていき、徐々に成長を実感できるでしょう。
プレミアガーデンでは花屋の求人を募集中
プレミアガーデンは東京、大阪、福岡、名古屋に拠点を構えており、ECを通じて高品質な胡蝶蘭やスタンド花を提供している花屋です。
花の仕入れ先から花束やアレンジメントまで一貫したこだわりがあり、法人に向けたフラワーギフト・デザインの企画販売も手掛けています。
プレミアガーデンでは現在、花屋での求人を募集中です。
主な募集要項は以下の通りです。
募集店舗 | 品川戸越銀座 |
募集業務 | フラワーデザイナー |
年齢・性別 | 23歳~45歳迄の男女 |
未経験者 | 可能 |
必要スキル | 社会人としての常識的マナーがある向上心がある敬語を話せる |
URL | https://premier-recruit.jp/recruit/238/ |
最後に、プレミアガーデンの花屋の特徴を3つ紹介します。
なお、花屋での仕事以外にも、電話受付や配達ドライバーなどでも求人募集されているので、気になる場合は下記のページからご覧ください。
詳しく知りたい場合は、下記のページから確認できます。
働きやすさを意識した環境を整備
プレミアガーデンには、働きやすさを意識した環境を整備しています。
花屋の仕事内容は水揚げや配達、アレンジメントや花束などの制作、ラッピング、来店接客、花の手入れなど、花に関する業務を一通り行います。
未経験者はもちろんのこと、中途採用でも10年以上勤務している方もおり、どのような方にとっても働きやすい環境が整っているといえるでしょう。
未経験者専用のプログラムで教育を実施
プレミアガーデンでは、未経験者専用のプログラムで教育を実施しています。
前職まで違う業種で働いていて花に触れたことがないという方でも、3年で一通りの仕事ができるように専属のスタッフに教えてもらいながら働けます。
「未経験者だけど花屋で働きたい」「将来は自分の店舗を持ちたい」などを考えている方にプレミアガーデンはおすすめです。
転職者も多数活躍
プレミアガーデンには、転職者も多数活躍しています。
転職は人生の節目であり、失敗せずに年収をアップしたいと考える方は多いのではないでしょうか。
プレミアガーデンに在籍しているスタッフは中途採用者がほとんどであり、10年以上活躍している方が多くいます。
経験者の場合は前給を参考に、転職しやすい条件を提示しているので、年収アップを目指した転職も実現しやすいでしょう。
まとめ
日本フラワーカレッジは充実した学習カリキュラムが用意されており、確実な成長を実感できる学校です。
奨学金システムもしっかりと整っているので、対象に当てはまれば問題なく通うことが可能です。
しかし、学校に通うのにはどうしても高い学費がかかり、人によっては費用をかけずに花に関する知識やスキルを身につけたいと思うでしょう。
そのような場合は、花屋などで働きながら学ぶのも一つの手です。
プレミアガーデンでは、未経験であっても専属のスタッフから教育を受けながら花に関する基本知識や花屋の仕事内容を基礎から学べます。
花に関する仕事をしたいと考えている場合は、ぜひ以下のページからプレミアガーデンの採用情報をチェックし、憧れの仕事への第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。