パートでもフラワーデザイナーとして働ける?活躍できる場や求人の探し方もご紹介
花屋での仕事は、現在ではフラワーデザイナーと呼ばれる、専門的な知識や技術が必要な職業になりました。店頭で花を販売するのはもちろん、冠婚葬祭やイベント事など、その活躍は目覚ましいです。
この記事では、「結婚して家事や子育てが忙しかったけど、落ち着いてきたからパートからお花屋さんで仕事がしてみたい」「未経験だけどフラワーデザイナーになることはできる?」とお考えの方に向けて、そもそもパートでもフラワーデザイナーとして働くことはできるのかという点から、給与、業務内容などいろいろな面からフラワーデザイナーについてご紹介します。
パートでもフラワーデザイナーとして働ける?
結論から言うと、もちろんパートでもフラワーデザイナーとして働くことができます。
フラワーデザイナーと聞くと専門的な感じがして、職人、プロフェッショナルというイメージがあるかもしれません。そのため、パートという形態では働くことは難しいのではと考えがてしまいがちです。
しかし、そんなことはありません。
実際にインターネットで「フラワーデザイナー パート」と検索してみると、たくさんの求人が出てきます。
パートのフラワーデザイナーの平均時給
パートのフラワーデザイナーの平均時給は998円となっています。
首都圏や大阪などの大都市であれば1,000円を上回ることが多いですが、それ以外の場所だと下回ってしまうこともあるでしょう。
雇用形態や勤務地によっても異なりますが、地域別の年収は東京都が約549万円、大阪府が約537万円、北海道が約500万円となっているようです。
参考:Indeed 仕事図鑑
フラワーデザイナーとしての働き方
フラワーデザイナーの働き方はさまざまです。
1番想像しやすいのは街の花屋さんでしょうか。腰にハサミをぶら下げてテキパキと動いている人を見かけたことがある人も多いでしょう。
その他にも、ホテルで花の装飾を担当している人や、中にはフリーランスで活躍している人もいます。花に対する需要は多岐にわたるので、働き方も一定の形にとらわれません。
業務内容
一般的な接客、販売はもちろんですが、フラワーデザイナーとしての専門的な業務で1番多いのが花束の制作です。
訪れたお客様の要望に添って花を組み合わせます。その間、お客様を待たせるのでスピードが必要な作業です。
その他にも、結婚式のブーケを制作したり、葬儀の際の祭壇を装飾するような業務もあります。お客様の大事な瞬間に立ち会うものなので、繊細な技術が必要です。
このように業務は多岐にわたり、勤める場所によって変わります。
勤務時間
基本的な勤務時間は他の業種と同じく、1日8時間程度です。
しかし、例えば先に述べた葬儀の祭壇の装飾などは深夜から早朝に準備をすることがあるため、イレギュラーな出勤形態になる可能性があります。
また、5〜6月は母の日や結婚式などで花屋の出番が増える繁忙期です。この時期も仕事の多さによって残業が発生したりと、勤務時間が変動してしまうかもしれません。
フラワーデザイナーはイベント事での出番が多い業種です。そのため勤務時間は読めない部分も多いので、応募時や面接の段階でしっかりと確認しておくのがいいでしょう。
休日
一般的な街の花屋であれば、週休2日の形態を採用しているところが多いです。
ただ、土日も営業しているお店の場合は交代で休みを取ることになるでしょう。そのため、曜日で固定の休みを希望するのは難しいかもしれません。
いずれにしろ、勤め先の店舗や企業によってさまざまです。パートで働く場合は時間的な制約が気になる方が多いと思うので、勤務時間同様、事前にしっかりと確認しておくことをおすすめします。
休暇
有給休暇に関しては、労働基準法の規定をクリアしていれば当然与えられます。
その他、夏季休暇や冬季休暇は法律上の定めがないので、店舗、企業によってさまざまです。
夏季休暇や冬季休暇は3〜5日程度を設定している場合が多く、ここは他業種と比較しても目立った差はありません。
また、育児休暇はパートでも取得することができます。所得対象者は以下の通りです。
- 同一の事業主に引き続き雇用された期間が1年以上であること
- 子が1歳6ヵ月(2歳までの休業の場合は2歳)を経過する日までに労働契約期間が満了し、更新されないことが明らかでないこと
雇用された期間が1年未満であったり、週の所定労働日数が2日以下である場合は取得できないため、自分が所得対象者であるかどうかはしっかりと確認しておきましょう。
フラワーデザイナーとして活躍できるシーン
フラワーデザイナーはさまざまなシーンで活躍しています。
街の花屋はもちろん、冠婚葬祭やその他イベント各種でも重宝され、その需要は近年ますます高まってきています。フリーランスで活動できる人もいるほどです。
ここでは、そんなフラワーデザイナーの活躍をシーンごとに紹介していきます。
花屋
フラワーデザイナーとして働くことを考えた時に、真っ先に思い浮かぶのは花屋ではないでしょうか。
花屋での主な業務内容は、接客と販売、そして花束などのフラワーギフトの制作です。
花屋に訪れるお客様の中には、知識がなくて何を買えばいいのかわからない方もいます。そんなお客様のニーズに合わせて適切な花を選んであげるのが花屋での大事な仕事です。
花束の制作では、自分のセンスやスピードも必要になってくるでしょう。お客様の言葉からシチュエーションやTPOを考え、自分のセンスで花束を制作します。これをスピーディにこなさなくてはなりません。
ブライダル関連
結婚式ではさまざまな場面で花が使われるので、フラワーデザイナーの活躍の場面も多いです。
ブーケやブートニアは想像しやすいですが、会場全体の飾りやインテリア、さらにはケーキカットのナイフやフラワーシャワーなど、挙げ始めるとキリがありません。
これらをお客様と相談して仕上げることになります。結婚式は新郎新婦とフラワーデザイナーの共同作業と言っても過言ではありません。
非常に大きい責任も伴いますが、それだけやりがいのある仕事とも言えるでしょう。
イベント関連
装飾用の花の作品を制作したり、会場に花の飾りつけを施してイベントを盛り上げるのもフラワーデザイナーの仕事の1つです。
ファッションショーや展示会など、イベントの種類は数多くあるため、それぞれのニーズに応えなくてはなりません。
華やかさを求める場合もあれば、厳かさを求められる場合もあるので、多様な知識と技術が必要です。中には企画から携わってアイデアを出す人もフラワーデザイナーもおり、大変な仕事ではありますが、自分の力を大いに発揮できる現場でもあります。
ホテル・レストラン
花には人を癒す力があるので、ホテルのような人が休憩する場所で好まれます。そのため、どのような花を飾るのかということに力を入れているホテルは多いです。
フラワーデザイナーはこのような場面でも必要とされ、フロントに飾る花を選んだりします。
レストランの場合は、規模がホテルほど大きくないので、全体の演出を任されることも多いです。料理と調和する花の選択、飾りつけは繊細な技術を必要とします。
フリーランス
フラワーデザインの講師や花を使った空間作りのプロデューサーとして、フリーランスで活躍している人もいます。
これまで挙げてきたシーンはもちろん、フリーランスの場合だと自らをアピールすることも必要です。そのため、装飾の予想図などを作成して、企業を相手にプレゼンする能力も必要となるでしょう。
最初は花屋やホテルで働き、技術や経験値を積んでから検討してみるものいいでしょう。
フラワーデザイナーに向いている人とは
新しいことに挑戦する際には、自分がフラワーデザイナーに向いているかどうかが気になりますよね。
ここからはフラワーデザイナーに向いている人の特徴を紹介します。
- 花が好き
- 美的センスがある
- 想像力や発想力がある
- コミュニケーション能力が高い
自分に当てはまるかどうか確認してみてください。
花が好き
自然が好きと言い換えてもいいかもしれません。植物を扱うので、もともと花が好きな人にはやはり天職になるでしょう。
フラワーデザイナーの仕事は華やかなものばかりではありません。水が入った重いバケツを運んだりすることもあれば、重い装飾台を運ばなくてはならないこともあります。
すぐに枯れてしまうような花もあるので、日常的な管理も大変です。こういった仕事も、自分の中に好きだからという根拠があれば難なくこなせるでしょう。
美的センスがある
ファッションに興味があったり、料理の見た目を気にする人、その他、家のインテリアにこだわるような人たちにもフラワーデザイナーの仕事は向いています。
フラワーデザイナーの中心的な仕事は装飾です。そのため、どのように見えるかということを日常的に意識している人は、その力を存分に活かすことができます。
先にも述べましたが、お客様の中には「花束を贈りたいけどどんなものを選べばいいのかわからない」という人も多いです。そんな時は美的センスがある店員さんに花束を作ってもらいたいですよね。自分の美的センスで、素敵な花束を作ってあげましょう。喜んでもらえれば、やりがいや自信にもつながります。
想像力や発想力がある
デザインの源は頭の中です。フラワーデザイナーもデザイナーと名乗ってる以上、想像力や発想力が必要になってきます。そこに自信がある人もフラワーデザイナーに向いているでしょう。
自分で想像力が豊かだと思う人はもちろん、楽曲を制作したり、イラストを描く人、小説をよく読む人もいいかもしれません。
自ら創作をしたり、創作物に触れている機会が多い人は引き出しが多く、デザインのアイデアが浮かびやすくなります。
コミュニケーション能力が高い
フラワーデザイナーは人とのコミュニケーションが好きな人にも向いています。
接客、販売はもちろんですが、その他の場面でもコミュニケーション能力が必要です。
フラワーデザイナーによる装飾は、お客様の要望を土台に自分のセンスで飾るというのが基本の形になります。そのため、まず最初にお客様の要望を正確に引き出さなくてはなりません。コミュニケーション能力に長けている人であれば、より多くの情報を引き出すことが可能であり、精度の高い装飾を施すことができます。
パートのフラワーデザイナーとして働くことのメリット・デメリット
ここからは、パートのフラワーデザイナーとして働くことのメリット・デメリットについてご紹介します。仕事である以上はどうしてもデメリットが発生してしまうことも。
働く前にメリット・デメリットについても知っておきましょう。
メリット
花屋はスーパーや駅前などにもありますよね。数が多いので、パートで働きたい人も仕事が見つけやすいのがメリットでしょう。
また、植物に囲まれながらできる仕事であるということはやはり1番のメリットです。これは他の仕事では味わえないことなので、植物好きの人にとっては特権と言ってもいいでしょう。
フラワーデザイナーは、結婚式などの特別な瞬間に立ち会える仕事でもあります。幸せな空間に触れることができれば、気持ちも前向きになり、爽やかな生活を送ることが可能でしょう。
葬祭の祭壇の装飾もやりがいのある仕事です。喜ばしいことではありませんが、素敵な装飾で送ってあげることができれば、人生の誇りになります。
デメリット
フラワーデザイナーは見た目や名前の華やかさとは違って、地味な仕事も多いです。
花屋の店舗で働く場合は花の仕入れや管理をすることになります。装飾や空間演出がしたいという場合はなかなか自分のやりたい仕事ができないと感じることもあるかもしれません。
まら、体力が必要になることも人によってはデメリットとなるでしょう。
花屋の勤務でも立ち仕事や水の入ったバケツを運ぶことも多いですし、会場全体を装飾する場合は持ち込まなくてはいけないものが多いので重労働になります。体力に自信がない人は大変な思いをするかもしれません。
フラワーデザイナーとフラワーコーディネーターは違う?
フラワーデザイナーと似た呼称に、フラワーコーディネーターというものがあります。
この2つに明確な違いはありませんが、業務内容によって使い分けている人がいるようです。
いざフラワーデザイナーとして働くことになった時、混乱するかもしれないので覚えておいた方がいいでしょう。ここからら、この2つの違いを解説していきます。
フラワーデザイナー
フラワーデザイナーの活躍の場所はさまざまです。
花屋では仕入れや世話を始めとした花の管理からお客様の要望に添った花束の制作まで、花に関しての総合的な業務を行います。
その他の場所での主な仕事は、フラワーアイテムの制作と装飾です。クライアントからの依頼を受けて、結婚式やイベント事の会場を花で彩ります。
フラワーコーディネーター
フラワーコーディネーターの業務は、フラワーデザイナーの業務の規模を大きくしたイメージです。
花をデザインするのでなく、空間をプロデュースするために花を使うといった感じになります。そのため、大掛かりな業務に携わることが多いです。
しかし、花屋で通常の業務をこなしながら、フラワーコーディネーターを名乗る人もいるので、やはり明確な定義はありません。
人によって呼び方が違う程度の認識で構わないでしょう。
フラワーデザイナーのパート求人の見つけ方
最後に、フラワーデザイナーのパート求人の見つけ方についてご紹介します。
現代はネットが自由に使える時代なので、求人誌やハローワークの他、求人サイトや花屋なの公式サイトをチェックするのも有効です。
求人サイト
フラワーデザイナーの仕事を見つけるのに最もお手軽なのが求人サイトで探す方法です。
有名求人サイトにアクセスして、フラワーデザイナーで検索すればいろいろ出てきます。
その他、「フローリスト」「フラワーショップ」「花屋」などで検索してみてもいいかもしれません。
花に関わる仕事専門の求人サイトもあるため、そのようなサイトならば他の業種が検索結果に混ざることもなく探しやすいです。
ハローワーク
ハローワークに赴いて仕事を探す方法もあります。ハローワークの職員は仕事を探すプロです。そして、相手方との窓口になってくれます。そのため、業務内容や条件などの細かい確認は自分で行うよりもスムーズかもしれません。
また、ハローワークにしか掲載されていない求人もあります。地域に根ざした求人が多いので、働きやすい近所でお仕事を探したい方におすすめです。
しかし、行くこと自体が手間だったり、探しても希望の仕事がない場合も多いです。自分の状況と合わせて考えた上で利用しましょう。
花屋などの公式サイト
すでに働きたいお店や企業がある場合は、公式サイトから採用ページを見てみるのも有効です。
大手の場合はHPも充実しているので、採用情報が掲載されているケースが多くあります。
逆に小規模な店舗だとHPに掲載していない場合があるので、その時は問い合わせフォームからメールを送ったり、電話をかけてみるのもいいかもしれません。運が良ければ、表立って求人募集をしていない場合でも面接をしてもらえることもあるでしょう。
プレミアガーデンではフラワーデザイナーを募集しています
株式会社プレミアガーデンは、インターネットを通してフラワーギフトを届けるサービスを展開しています。
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人々にフラワーギフトという幸せを届けたい、フラワーデザイナーとして働きたいという方はぜひご応募ください。
募集要項は以下の通りです。
勤務地 | 東京本店、大阪支店、名古屋支店、福岡支店 |
勤務時間 | 9:00~18:30(月~金)9:00~17:30(土日祝)※シフトにより決定します。 |
給与 | 正社員:月給23万円(月給20万+残業代3~5万円) ・経験者:30万円~でスタート可能(応相談) 経験者は前給を参考に、転職しやすい条件を提示させて頂きます。(試用期間3ヵ月あり。時給1,300円)・未経験者:月給+残業代で初任給25万円以上スタート可能※時間外1.25倍(1日8時間超えた場合)、深夜手当1.5倍(22時以降) アルバイト:生花全般業務(経験者・能力に応じて)・経験者:時給1,300~1,500円・未経験者:時給1,200円 |
交通費 | 月額1.7万円まで(アルバイトは月1.5万円まで、1日800円まで) |
福利厚生 | 夏休み・冬休み最大5日可能 |
休暇 | シフト制、年末年始取得可能 |
応募方法 | ご希望の職種を記載し、写真付きの履歴書と職務経歴書を東京本店へ郵送してください。 〒142-0051東京都品川区平塚1-17-6株式会社PREMIERGARDEN電話番号 03-5749-4151 |
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まとめ
フラワーデザイナーは専門的な技術が必要な職業ですが、パートという雇用形態でも需要があります。
仕事としてのやりがいやメリットもあるので、興味がある方はチャレンジしてみましょう。ただし、勤務条件や業務内容は勤務する場所によって大幅に違うので、事前の情報収集は忘れないでください。
プレミアガーデンのフラワーデザイナーとしての仕事内容は、水揚げ、アレンジメント・スタンド花・花束・ブーケの制作、配達、来店接客、ラッピング、花の手入れなど、花に関する業務は一通りあります。
プレミアガーデンでは、未経験で不安な方も、経験者も歓迎していますので、ぜひご応募ください。