フラワーデザイナーのやりがい・楽しいことは?経験者の口コミをチェック!
フラワーデザイナーは、花束やアレンジメントの作成、花を使った会場装飾など、さまざまなシーンで花を使ったデザインを行う仕事です。
フラワーデザイナーの仕事について深く知れば、より興味が湧いてくるかもしれません。
本記事では、フラワーデザイナーについて、やりがいや仕事の中での楽しさ、活躍できる場所、よくある質問などを詳しく解説します。
フラワーデザイナーのやりがいとは
まずは、フラワーデザイナーが得られるやりがいについて紹介します。
フラワーデザイナーとして実際に働く人の口コミとともに見ていきましょう。
お客さんの喜ぶ顔が見られる
「自分が作った品物をお客さんに喜んでもらえるのが自分には1番のやりがいです。
自分のフラワーデザインが受け入れてもらえるのか、始めはすごく不安でした。でも、お客さんの希望や気持ちを考えながら作ったフラワーデザインを、「自分のイメージ通りでとても気に入った」と喜んでもらえたとき、この仕事をしていて良かったと心底感じました。
お客さんの声に力をもらいながら、より良い品を届けようと頑張っています。」
フラワーデザイナーは花のデザインをするだけでなく、お客さんの注文を聞いたり、販売したり、接客業務も行います。そのようなお客さんとのコミュニケーションの中でもらえるポジティブなリアクションが、やりがいの1つになっているようです。
自分のフラワーデザインを褒めてもらった
「フラワーデザインを褒めてもらえると、すごくモチベーションが上がります。
お客さまに品物を褒めてもらうとき、それから職場の先輩に「このデザインいいね」と感想をもらえたときも、スキルを認められたように思えてやる気が満ちてきます。」
自分のアイディアや感性が詰まったフラワーデザインを褒めてもらえるのはとても嬉しいものです。自分の仕事に対して評価がもらえないと、方向性は正しいのか否か、ニーズに合っているのかいないのか、判断ができず自信を失ってしまうことも。
フラワーデザインの評価は、自分の仕事を振り返り、成長していくための材料にもなります。
花に囲まれて働ける
「子どもの頃から花が大好きで、将来はきれいな花を売る花屋さんになるのが夢でした。
花に囲まれながら働けるフラワーデザイナーは私にとって天職です。仕事の中で大変なことやつらいこともありますが、好きなものがあふれた職場で働けるので乗り越えられますね。」
花が好きな人にとっては、フラワーデザイナーとして働けること自体が大きなやりがいになるでしょう。自分の好きなものを取り扱う仕事なので、楽しみながら働けます。
大きな会場の装花を任せてもらった
「大規模なイベントの装花を担当させてもらえました。ホテルの広いホールを飾り付ける仕事は、大変ながら中身も濃く、非常に大きなやりがいと手ごたえを感じられました。
この経験が自信にもつながったので、これからもっといろいろな仕事にチャレンジしたいです。」
広い会場の装花など、大きな仕事を任せてもらったことがやりがいにつながっているケースもよく見られます。自分の力が認められている実感が得られ、さらなる成長にも結びつくでしょう。
自分にしか作ることができないデザインや演出ができる
「フラワーデザイナーは仕事をしながら自己表現もできるところが自分に合っていると思います。
自分だからこそできるデザインや演出を思いついて形にできたとき、そしてそれをお客さまにも喜んでもらえた瞬間は最高です。」
すでにありふれているようなデザインだけでは、お客さまに選んでもらうことはできません。自分にしか作れないようなデザインや演出を生み出せることが、フラワーデザイナーの仕事の醍醐味の1つです。
花屋のバイトから独立することができた!
「今年ついに自分のフラワーショップをオープンさせました。花屋のバイトから始めて、いろいろな経験を積み、スキルを身に付けて、それを活かした形で独立ができて嬉しいです。
今までやってきたことを土台に、さらにさまざまな仕事にチャレンジしていこうと、ワクワクした気持ちでいます。」
アルバイトからスタートし、徐々にステップアップしてフラワーデザイナーとして独立するまでのキャリアも描けます。
自分のお店を持つためにとにかく1歩踏み出したい、そんな気持ちにマッチする職業です。
フラワーデザイナーの楽しいこととは
続いて、フラワーデザイナーの仕事で楽しいことも見ていきましょう。
こちらもフラワーデザイナーの口コミを元にご紹介します。
常連さんとの会話が楽しい
フラワーデザイナーは、デザインを考えたり、実際にアレンジや装花をしたり、個人作業が多い仕事です。だからこそ常連さんと会話できる時間は楽しい。常連さんにもお花が好きな人が多いので、今旬の花やトレンドのデザインなど、ついつい話が弾みます。
個人で黙々と行う作業も多いフラワーデザイナーにとって、常連さんなどよく見知ったお客さんとの会話は仕事中の楽しいひとときになり得ます。
いつも注文してくれる常連さんはお花の好みや人柄などをある程度わかっているので、気軽にコミュニケーションが取りやすいようです。
植物のお世話をしていると癒される
植物のお世話を一心にしていると、心の中を無にできて、気持ちがすっきりしてきます。オンオフで嫌なことや不安なこと、悩みなどがあっても、植物と向き合っている時間に癒されて、自然と気持ちが切り替えられるんです。
自然に囲まれるリフレッシュ方法などがあるように、植物のお世話をしていると心が癒され落ち着いたりします。仕事をしながら、自分のメンタルケアもできるのではないでしょうか。
スキルアップしているのが自分でも分かって楽しい
フラワーデザイナーとして働き始めて3年目ですが、始めたばかりの頃より力がついているのが自分でもわかります。
できることや思いつくアイディアの幅が広がっていくと、仕事のバリエーションもどんどん増えて楽しいです。
フラワーデザイナーに限らず、仕事で自分のスキルがアップしていくと嬉しいものです。フラワーデザイナーは仕事の成果が目に見えやすく、また顧客などからのリアクションも受け取りやすいため、自分のスキルアップを自覚しやすい職場と言えるでしょう。
フラワーデザイナーの活躍の場とは
フラワーデザイナーの職場は1つではなく、さまざまな場所での仕事が考えられます。
ここでは、フラワーデザイナーの主な活躍の場と、 それぞれの仕事内容について見ていきましょう。
花屋
フラワーデザイナーの職場として最もポピュラーなのは花屋です。花屋で販売する花束やアレンジメントを作成します。
また、接客や店舗の環境整備などの業務もあります。
1つ1つの仕事の規模は大きくないものの、1日の中で多くのお客さまと関わる機会があるため、たっぷりと経験を積める場です。フラワーデザイナーの駆け出しからベテランまで、幅広く活躍できるでしょう。
ブライダル関連
フラワーデザイナーには、大手フラワーショップのブライダル部門やホテル内の生花店、結婚式場など、ブライダル関連の職場で働いている人も多く見られます。
結婚式では、会場の装花や花嫁のブーケなど、花を使った装飾・演出が欠かせません。
お客さまの希望や予算などを踏まえながら、理想の結婚式を叶えられるよう、お手伝いをするのが仕事です。
ウエディングプランナーや、結婚式に関わる他の業者などとの連携も求められます。
イベントの企画会社
イベント企画会社で働くフラワーデザイナーもいます。イベント会場のディスプレイなどを担当することが多いでしょう。
イベントのコンセプトや雰囲気を花や緑で表現し、演出する仕事です。イベントによりそれぞれ全く異なるデザインを求められるため、難易度も高いものの、大きな経験や成長につながります。
ホテルやレストラン
ホテルやレストランの装飾担当として働くフラワーデザイナーも少なくありません。
例えば、ホテルならロビーや通路、館内施設などさまざまなスペースに植物が飾り付けられています。また、レストランならインテリアとしての装飾だけでなく、テーブルに飾る花のデザインを考えることも。
館内・店舗内の雰囲気との調和を意識しつつ、テーブルコーディネーターなど他の専門家などとも打ち合わせをしながら仕事を進めます。
フリーランスで活躍するフラワーデザイナーも多い
フラワーデザイナーはフリーランスで活躍している人も多く見られます。フリーランスはどこの企業にも雇用されず、業務ごとにクライアントと契約を結ぶ働き方です。
どこかに雇用されている場合は、雇用元が受けた仕事を自分が担当することになりますが、フリーランスは自分にどの仕事を受けるか決める裁量があります。そのため、自分の得意分野を活かせる仕事を選びながら働くことが可能です。
ただし、フラワーデザイナー以外の営業や事務処理などの仕事も自分でしなければいけないことは覚えておきましょう。
フラワーデザイナー関連のよくある質問
フラワーデザイナーの仕事に興味があり、もっといろいろ知りたいと考えている人も多いでしょう。ここからは、フラワーデザイナー関連でよく見られる質問を回答付きで紹介します。
フラワーデザイナーとして働くには?
フラワーデザイナーとして働くには、人材を募集している求人を見つけなければいけません。求人の探し方はさまざまです。例えば地域の求人情報誌が手軽に求人探しができる媒体の1つ。地域の店舗や拠点となる施設などでフリー配布されているものもあります。ネットの求人サイトで検索するのもよくある方法です。ネットにつながる環境なら、いつでもどこでも求人探しができます。
なお、フラワーショップの公式サイトなどをチェックするのも有効です。人材募集をしている場合、採用ページに募集要項など詳しい情報が掲載されています。
フラワーデザイナーとフラワーコーディネーターは違うの?
フラワーデザイナーと類似する職業に「フラワーコーディネーター」があります。
字面がよく似ているため同じものと考える人もいるかもしれませんが、厳密には違います。フラワーデザイナーは植物のデザインを担う仕事、そしてフラワーコーディネーターは、植物のデザインと演出する空間のデザインも担う仕事です。つまり、業務の領域が異なるのです。ただし業務の中でリンクする部分もあります。
また、フラワーデザイナーながら、空間のコーディネートまで依頼されることもあり得ます。
フラワーデザイナーの大変なことは?
フラワーデザイナーは、花を中心とした働き方をしなければならないことが大変な点です。例えば仕入れが朝早いこと、ショップの開店準備をしなければならないこと、早い時間から品物を受け取るお客さま向けの商品を作成することなどから、フラワーデザイナーの勤務開始は早い時間帯になりがちです。
また、室温の高さで花が開花し傷みが早くならないよう、室温の低い環境で仕事をしなければいけません。このような職場環境は、フラワーデザイナーが苦労しやすいことと言えます。
イベントやブライダルなどに関連する仕事は、そちらの開催スケジュールに沿うよう動く必要があり、勤務が不規則になりやすいので、その点も大変でしょう。
フラワーデザイナーが向いてる人の特徴は?
フラワーデザイナーが向いている人の特徴でまず挙げられるのが、植物が好きなことです。花や緑が好きな人であれば、植物についての知識や取り扱い方、フラワーデザイナーに必要なスキルを楽しみながら学べるでしょう。
体力がある人もフラワーデザイナーに向いています。植物を扱う仕事は、実は体力面で非常にハード。例えば花の競りはなどは朝早く行われているため、仕入れも早朝になります。
また、花や水入りの容器など重量のあるものを持ち上げる機会も多々あり、体力がなければできない仕事です。
そして、独創性がある人もフラワーデザイナーの適性があると言えます。フラワーデザイナーは、クライアントや顧客のニーズを踏まえながら、自分ならではのオリジナルなデザインを考える必要があります。独創性があれば、他のフラワーデザイナーが思い付かないようなデザインを生み出せるかもしれません。
その他、向上心がある人もフラワーデザイナー向きです。フラワーデザイナーの仕事は奥深く、職業に就いた後も勉強をし続ける必要があります。そのときどきのトレンドなどを学ぶことも大切。常に第一線で活躍し続けるには、向上心が不可欠です。
フラワーデザイナーになるには資格は必要?
フラワーデザイナーは資格職ではなく、必ず持っていなければフラワーデザイナーになれないという資格はありません。ただし、フラワーデザイナーとして活躍するため、スキルを身に付ける目的で資格取得を目指すのも1つ。資格を持っていれば自分のスキルの証明ができるので、転職時に有利になることもあります。
国家資格の「フラワー装飾技能士」、民間資格の「フラワーアレンジメントデザイナー」「FLOWERアート&デザイン認定エキスパート(FADA)」などさまざまな資格があるので、自分のレベルや身に付けたいスキルの内容などを踏まえながら考えてみてください。
フラワーデザイナーの年収はどれくらい?
フラワーデザイナーの平均年収はおおよそ500万円ほどと言われています。
国税庁が行った「令和3年分民間給与実態統計調査」によれば、日本の平均年収は443万円なので、日本全体の平均よりはやや高い年収と言えそうです。
なお、スキルや経験、実績などを積めば、さらに高い年収を狙うことも可能。
また、フリーランスのフラワーデザイナーとして人気が出れば、かなり高い年収も期待できそうです。
フラワーデザイナーの一日の流れは?
フラワーデザイナーの仕事内容の例として、花屋に勤務している場合の1日の流れをシミュレーションしてみましょう。
まずは8時頃に出勤し、花のチェックやお世話、今日の注文状況・在庫の確認などを行います。
10時に開店してからは、来店客の注文に応じて、アレンジメント・花束などの作成や販売がメインです。
12時頃からスタッフ同士交代でお昼休憩を取り、午後も引き続きお客さま対応。
夕方頃から店内の清掃や残っている花のチェック・お世話などを始めます。
明日の注文状況や仕入れの予定などを確認し、19時頃に店舗を閉めて終業です。
プレミアガーデンはフラワーデザイナーを募集中です
プレミアガーデンはフラワーギフトを専門的に取り扱うフラワーショップです。ネットショップを通じて、全国各地に美しい花を届けています。
そんなプレミアガーデンでは、現在フラワ―デザイナーを募集中です。
募集要項
応募条件は、23歳〜45歳迄の男女(長期勤続によるキャリア形成を図ることから)・社会人として常識や基本的マナーを理解していること・向上心があること・敬語を話せることなどがあります(プレミアガーデンでは、皆が働きやすい職場づくりのため、礼儀やマナーを重視しています)。
勤務地は東京本店・大阪支店・名古屋支店・福岡支店のいずれかです。なお、フラワーデザイナー未経験者でも応募できます(経験の有無によって月給などの条件は異なります)。
詳しい募集要項は、採用情報ページで確認してみてください。
まとめ
フラワーデザイナーは、お客さまの喜ぶ顔を見る楽しさ、自己表現の楽しさなど、さまざまな楽しさにふれながら働ける仕事です。
大変なこともありますが、自分の成長を感じやすい仕事なので、大きなやりがいも得られるはず。
フラワーデザイナーに興味がある人は、プレミアガーデンでフラワーデザイナーとして働いてみませんか?皆さまからのご応募をお待ちしております。