フラワーデザイナーの資格は独学で学べる?独学の方法やメリットをご紹介

お客様のニーズに合わせて花のアレンジメントやブーケを作る「フラワーデザイナー」。

花に関する専門的な知識やスキルが求められる職業ですが、特別なひとときを花で飾ることができる、やりがいのある仕事です。

フラワーデザイナーになる方法として資格取得がありますが、フラワーデザイナーの資格は独学でも取得できるのでしょうか?

この記事では、フラワーデザイナーの資格について詳しく解説しています。

フラワーデザイナーの資格を独学で学ぶ方法

フラワーデザイナーの資格を独学で学ぶ方法として、以下の2つが挙げられます。

  • 本や動画で学ぶ
  • お花屋さんの商品やネットの画像を見て学ぶ

それぞれの方法について、どのように独学をするのか詳しく解説いたします。

本や動画で学ぶ

本屋では、フラワーアレンジメントに関する本や参考書が数多く取り扱われています。これらの本を活用して、フラワーデザイナーの技術を身につけるという方法です。

専門書は購入したり、図書館で借りることもできるため、手軽に始めやすいと言えるでしょう。

また、本だけではなく動画で学ぶ方法もおすすめです。

フラワーアレンジメントの資格試験には実技が含まれているため、実際の手の動かし方や花の扱い方を視覚的に覚える必要があります。

動画アップロードサイトなどを利用すれば、いつでも無料でフラワーアレンジメントの動画を閲覧することができます。本の学習と組み合わせることで、より実践的な独学が可能となるでしょう。

お花屋さんの商品やネットの画像を見て学ぶ

実際のアレンジメント商品やネットの画像を見て、フラワーアレンジメントの技術を独学することもできます。

自力で技術を身につけるには、まずクオリティの高い完成品を正確にイメージできるようにならなくてはなりません。独学でフラワーデザイナーを目指すなら、実際にお花屋さんに足を運んでみましょう。店員さんが花を組み合わせてブーケを作成する様子を直接見ることができるのも、重要な経験となります。

お花屋さんだけではなく、インターネット上に挙げられている多様なフラワーアレンジメント画像を見て学ぶこともできます。

学校へ通わずに独学をするには、このように工夫してインプットの機会を増やすことが大切です。

フラワーデザイナーの資格とは

ここまでご紹介してきた通り、フラワーデザイナーの資格は独学で取得することが可能です。

続いては、フラワーデザイナーの資格について詳しくご説明します。

フラワーデザイナーの資格と一口にいっても、

  • NFD資格
  • フラワー装飾技能士(国家資格)
  • フローリスト検定

などさまざまな種類があります。

その中から、一般的なNFD資格についてご紹介します。

NFD資格とは、日本フラワーデザイナー協会によって実施されている資格試験です。

国家資格ではないので通用する範囲が限定的ではあるものの、50年もの歴史を持つことから全国で国家資格と同様に重要視されている資格です。

活け花におけるプロフェッショナルがフラワー装飾技能士であるならば、NFD資格は、フラワーデザインにおけるプロフェッショナルと言えるでしょう。

NFD資格1級を持っていると、フラワーデザインの基礎的な知識とスキルだけでなく、アレンジスキルも持ち合わせていることを証明できます。

フラワーデザイナーの資格を独学で学ぶメリット

フラワーデザイナーの資格を独学で学ぶメリットには、

  • 自分のペースで学ぶことができる
  • 費用がかからない
  • 時間の節約ができる

といった内容が挙げられます。

NFD資格の取得を目指して独学で学ぶメリットについて各項目を詳しく解説していきます。

自分のペースで学ぶことができる

独学には、自分のペースで学ぶことができるというメリットがあります。

フラワーデザイナー向けのスクールに通うとスケジュールが制限されてしまいますが、独学なら自分の生活リズムに合わせて学習方法を自由にカスタマイズできます。

理解度に合わせて繰り返し学んだり、すでに習得している内容は飛ばして勉強をするといった柔軟な学び方が可能です。

費用がかからない

フラワーデザイナーの資格を独学するメリットの二つ目は、「受講費用がかからない」という点です。

スクールに通うと一定期間にわたって授業料が請求されるため、資格取得まで出費がかさんでしまいます。

その点独学なら、出費はテキストや花材などの教材を購入する費用のみに抑えられます。フラワーデザイナーになろうか迷っている方でも、独学なら気軽に勉強を始められるでしょう。

時間の節約ができる

最後に、独学のメリットとして時間の有効活用ができるという点が挙げられます。

お花屋さんのアルバイトなどである程度経験を積んだうえで、スクールに通う方もいるでしょう。この場合、すでに理解している内容をスクールで何度も学ぶことになり、効率が悪いと感じてしまう可能性があります。

独学なら、このような時間のロスは生じません。また、通学のための時間もかからないので時間の有効活用が可能です。

日常生活が忙しく、スクールに通うことができないという方も、まずは独学から始めることができます。

フラワーデザイナーの資格を独学で学ぶデメリット

フラワーデザイナーの資格を独学することにはメリットだけではなく、以下のようなデメリットもあります。

  • 花材を集めるのが難しい
  • 疑問に思ったことをすぐに聞けない
  • 取得までに時間がかかることがある
  • NFD2級以上は認定校の単位が必須になる

デメリットも正しく理解することで、より自分にあった学習方法が見つかるでしょう。

以下から、それぞれのデメリットについて解説していきます。

花材を集めるのが難しい

フラワーデザイナーの資格を独学することによるデメリットとして、「花材を集めるのが難しい」という点があります。

実技試験の対策のため、自宅でアレンジメントや花束、ブーケを作る練習が必要となりますが、独学の場合は花材を自身で用意しなくてはなりません。

一般的なお花屋さんでは入手できない花材もあり、スクールで学ぶよりも手間と時間がかかってしまうでしょう。

疑問に思ったことをすぐに聞けない

独学はマイペースに学ぶことができるというメリットがありますが、一方で疑問や質問をすぐに解決できないという点はデメリットです。

フラワーアレンジメントに関してわからないことがあった場合、独学をしている方は自分で解決しなくてはなりません。本や参考書、インターネットの情報を調べるのに時間と手間がかかってしまいます。どうしても答えが見つからず、学習意欲を失ってしまったり効果的な勉強ができなくなってしまう可能性もあるでしょう。

スクールは受講料がかかりますが、プロの講師に質問ができ、すぐに疑問を解決することができます。または、お花屋さんで働きながら資格取得を目指して独学すれば、先輩の店員に質問をすることもできるでしょう。

取得までに時間がかかることがある

独学のデメリットとして、資格取得までに時間がかかってしまうという点が挙げられます。

どんな物事においても、スキルを習得するには時間が必要です。スクールに通っても、フラワーデザイナーとしての資格取得までは1〜2年ほどかかります。

自分のペースで勉強ができる独学ですが、強い意志を持って学習を進めなければ、面倒くさいからと後回しにしてしまうこともあります。自分で計画的に独学をしないとスクールよりも長い時間がかかってしまうということは理解しておきましょう。

NFD2級以上は認定校の単位が必須になる

独学では、単位を取得することができません。NFD資格の場合、3級に関しては単位取得が求められることはありませんが、2級と1級の受験資格には認定校の単位取得が必須となります。つまり、独学では3級までしか受験できないということです。

「まずは独学で3級合格を目指したい」という方にとっては大きなデメリットになりませんが、2級および1級を目指している方にとっては重要なポイントです。

学習を始める前に、必ず受験資格を確認しておくようにしましょう。

参考:日本フラワーデザイナー協会_フラワーデザイナー資格検定試験

フラワーデザイナーの資格を取る方法

前述の通り、独学でフラワーデザイナーの資格を取ることは不可能ではありません。しかし、独学では受験資格を満たせない場合などがあるため、全ての方にとって独学がおすすめというわけではないということを理解しておきましょう。

ここからは、フラワーデザイナーの資格を取得するため、独学以外にどのような方法があるのかをご紹介いたします。

NFD資格において2級以上の取得を狙う場合は、以下の2つの方法を検討しましょう。

  • 専門学校で学ぶ
  • 通信教育で学ぶ

一つずつ、詳しく解説していきます。

専門学校で学ぶ

フラワーデザイナーの資格を学ぶには、専門学校に通うという方法があります。

専門学校では、プロフェッショナルのフラワーアーティストから花の技術を教えてもらえます。花材や専門的な器具を自分で用意する必要もないため、フラワーデザイナーになるための学習に集中できる環境が得られるでしょう。

専門学校に通うことで、フラワーデザイナーとしての資格を取得できるだけではなく、就職先まで紹介してもらえることもあります。

非常にメリットの多い専門学校ですが、2年間通うとおよそ150〜200万円ほどの学費がかかります。社会人にとっては費用面が高いハードルとなってしまうかもしれません。

通信教育で学ぶ

専門学校だけではなく、通信教育によってフラワーデザイナーの資格取得を目指すこともできます。

通信教育は、専門学校のような費用をかけずに、教育機関で学べる方法です。独学のように自分の時間を有効活用しながら勉強ができるため、社会人に多く選ばれている方法でもあります。

フラワーアレンジメントのプロ講師が監修した教材は、市販の参考書よりも専門的かつ実践的な内容となっています。

ただし、独学と同様に自分自身で計画的に学習を進めなくてはいけないという点には留意が必要です。

NFD資格の試験内容

ここからは、NFD資格の試験内容について詳しくご紹介します。

大まかに分けると、マークシートによる筆記試験と花材を使った実技試験の2種類の試験が行われます。

テーマや内容はそれぞれのランクによって異なります。

ランクは以下のとおりです。

  • 3級
  • 2級
  • 1級

それぞれのランクでの試験内容について簡単にご説明します。

NFD資格・3級

NFD資格3級の試験内容は、知識とスキルの基礎です。

3級は、NFD資格の中で試験の難易度が最も低いとされています。

学科試験と実技試験の両方が合格ラインに達すると、3級合格となります。

実技試験の内容は、

  • アレンジメント
  • 花束
  • ブーケ

の3種類で、それぞれ出題テーマに沿って作り上げる必要があります。

例:2023年の3級出題テーマ

アレンジメント並行 ー 装飾的
花束丸い花束
ブーケモダン- 装飾的ブーケ

引用元:日本フラワーデザイナー協会_2023年7月8日東京_3級出題テーマ

花材は支給されたもののみを使用するため、臨機応変に対応する力も求められるでしょう。

  

NFD資格・2級

2級の試験内容は3級と同様ですが、3級以上に専門的な知識とスキルが求められます。

出題テーマも、2級よりも複雑かつ自由な解釈が可能な内容となっているため、デザイン力が試されると言えるでしょう。支給される花材の種類も3級とは異なります。

例:2023年の2級出題テーマ

アレンジメント構造的(テクスチュア)
花束モダン-装飾的花束
ブーケ非対称形のブーケ

引用元:日本フラワーデザイナー協会_2023年7月8日東京_2級出題テーマ

NFD資格・1級

1級は、最も難易度の高い試験内容となっています。

3級と2級で身につけた基礎的な知識やスキルから、さらに自分で考え、オリジナリティを表現する力が求められます。

実技試験のテーマも、2級以上に自由度の高い内容となっています。与えられた花材で、テーマに沿った世界観を表現できるかどうかが腕の見せ所でしょう。

例:2023年の1級出題テーマ

アレンジメント高く上昇する円錐形
花束ほぐれた装飾的花束
ブーケ流れるようなブーケ

引用元:日本フラワーデザイナー協会_2023年7月8日東京_1級出題テーマ

受験前には必ず「実施要項」を読んでおきましょう。1〜3級の試験に共通の失格事項が記載されています。

1級取得後に取れる講師資格

NFD資格は1級を取得すると、日本フラワーデザイナー協会の1級会員として認められます。1級会員は、NFD講師新規登録講習会を受講することができ、取得単位数とフラワーデザイナーとしての経験に応じて

  • NFD講師
  • NFD本部講師
  • NFD名誉本部講師
  • NFD特別名誉本部講師

といった講師資格の取得が可能となります。

フラワーデザイナーの資格に関するよくある疑問

ここまで、フラワーデザイナーの資格であるNFD資格について詳しく解説いたしました。

資格取得前に、フラワーデザイナーという職業と資格に関するよくある疑問を解決しておきましょう。

よくある疑問として、次のようなものがあります。

  • 資格を取るのに費用はかかる?
  • 合格率はどのくらい?
  • 資格がなくてもお花屋さんで働くことはできる?

一つずつ、疑問に回答していきます。 

Q. 資格を取るのに費用はかかる?

A.はい。NFD資格の受験には費用がかかります。

NFD資格の受験料を以下の表にまとめましたので、ご覧ください。

実技試験受験料(税込)2023年9月1日実施分
3級2級1級
新受験料20,900円26,400円31,900円

それぞれの内訳は以下の通りです。

受験料の内訳(税込)
3級2級1級
学科試験2,200円2,200円2,200円
実技試験18,700円24,200円29,700円

上記の受験料だけではなく、NFD入会金や年会費、昇級料、単位取得費用が別途必要になってきます。

Q. 合格率はどのくらい?

A.NFD資格の場合、合格率はとても高く2級と3級であれば90%以上です。

1級でさえも合格率80%以上という結果が出ています。

しかしこれは難易度が低いためではなく、NFD資格に特化したスクールに通った方による受験がほとんどであるためです。

Q. 資格がなくてもお花屋さんで働くことはできる?

フラワーデザイナーの資格がなくてもお花屋さんで働くことはできます。

資格やスキルがなくても採用してくれるお花屋さんは、求人情報の中に「未経験OK」と記載されています。または、繁忙期にアルバイトとして未経験者を採用するケースもあるようです。

花屋さんで実際に働いて、お花に触っていると、花の名前や種類や扱い方などを学べます。

仕事に慣れてきたら、花束やアレンジメントを作らせてもらえるでしょう。

独学やスクールに通うだけではなく、実際に働きながらフラワーデザイナーを目指すことも可能です。

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ここでは、フラワーデザイナーとして働く際の資格の有無は問われていません。

未経験者が3年で一通りの仕事ができるように、専属の先輩がついて教えてくれるという育成プログラムもあります。

独学で学ぶことに限界を感じている方は、ぜひプレミアガーデンで働きながら資格取得を目指すのはいかがでしょうか?

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まとめ

今回は、フラワーデザイナーの資格は独学で学べるのか、ということについて詳しく解説しました。

独学には、費用がかからない・自分のペースで勉強ができるといったメリットがありますが、資格取得までに時間がかかったり一定の級数までしか受験ができないといったデメリットもあります。

フラワーデザイナーとしてお花屋さんで働くために、資格は必須ではありません。

未経験でもまずはお花屋さんで経験を積み、フラワーデザイナーを目指すことも可能です。

プレミアガーデンでは未経験者の募集も承っており、お花のスキルを学びながら働くことができます。

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