フラワーデザイナーの大変なこと・つらいこととは?
フラワーデザイナーという仕事には、毎日癒やされそう、花に囲まれて優雅で楽しいお仕事といったイメージがあるかもしれません。しかし、実際には大変なことも多い仕事です。
フラワーデザイナーとして働いてみたいとお考えの方は、大変な部分をあらかじめ知って、予測しておくことで、実際に働いた場合のイメージもしやすいのではないでしょうか。
この記事では、フラワーデザイナーとして働くうえでの大変な部分、仕事内容、やりがいや魅力まで徹底解説します。
良い面、悪い面を経験者の口コミも交えてご紹介するので、「フラワーデザイナーとして仕事がしたい」「フラワーデザイナーに憧れがある」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
フラワーデザイナーの大変なこと・つらいこと
フラワーデザイナーは華やかなイメージとは異なり、大変なこともある職種です。
フラワーデザイナーの仕事内容で大切なことは、依頼主の希望とイメージにあった花束やアレンジメントを制作すること。花屋での勤務やホテル、結婚式場の勤務など、働く場所によって仕事内容には違いが出てきます。
実際に働いた方の中には、以下のような点が大変だと感じることが多いようです。
- 勤務開始時間が早い
- 長時間労働することも
- 休みが不定期
- 売れ残り・傷んだ花を破棄しなければならない
- 低温の環境で作業しなければならない
まずは、フラワーデザイナーの大変なこと・つらいことについて見ていきましょう。
勤務開始時間が早い
フラワーデザイナーの勤務時間は、平日では平均8時間程度です。
フラワーショップで働くフラワーデザイナーの場合、午前中は朝は花の仕入れやお店のオープン準備で忙しいです。
花の市場は朝7時頃からせりが始まることが多いので、せりに間に合うように市場に向かうとなると家を出るのは早朝になるでしょう。花の仕入れは担当しない場合もありますが、午前中は花の手入れなどの準備ができてからお店をオープンするので、勤務開始時間が早くて大変という方は多いようです。
また、結婚式場などで働くフラワーデザイナーの場合は、土日や祝日は結婚式やイベントが多く、式の前日にブーケなどの装花の製作を行うため、週末には深夜にまで製作作業が及ぶこともあるでしょう。式当日も装花のセッティングなどで緊張感のある時間が続き、多忙を極めることが多いです。
傷みやすい生花を扱うという仕事の特性から作り置きはできないため、結婚式やイベントが続く繁忙期や花が傷みやすい季節には、深夜や早朝に作業される方もいるようです。
休みが不定期
フラワーデザイナーは、その仕事の場や働くお店の規模によっても休日の取り方が変わるところが大きいですが、一般的に不定休となることが多いです。
繁忙期といわれる時期と閑散期といわれる時期でも、働き方が異なる事が多いでしょう。例えば、1年で最も忙しいのは、母の日からジューンブライドの6月や年末年始などです。花の持ちが悪くなる夏場は少し人気が落ちる閑散期で、花屋店舗で勤務する場合には休みが多くなる傾向にあります。
そのため、フラワーデザイナーの勤務日数は依頼主の需要に左右されるところが大きく、お休みは不規則になると考えておくのが良いでしょう。
売れ残り・傷んだ花を破棄しなければならない
フラワーデザイナーを志す方は、やはり花が好きという人だと思います。しかし、商売で花を販売する以上は、品質のいいものをお客さまに提供をする必要があるでしょう。質の悪いものを販売したり展示していると、お客さまからのクレームや業績不振につながってしまいます。そのため、品質やサイズなどが規格外であったり、花が咲き進んでしまっていたり、しばらく店頭で売れ残ってしまったものなどは、捨てて整理しながら在庫を管理する必要があります。これは、花が好きな人にとっては心が痛むことでもあるでしょう。
廃棄するのは枯れているものだけではなく、まだ美しい状態なのにも関わらず捨てられてしまう花もあります。
また、生花だけではなく自分で心をこめて作ったアレジメントも、売れなければ処分しないといけません。この作業だけはどうしても慣れないというフラワーデザイナーの方もいるようです。
低温の環境で作業しなければならない
フラワーデザイナーの仕事は、美しい花に囲まれて優雅に花束を作るイメージがあるかもしれません。
しかし、基本的には低温の寒い環境の中で仕事をしたり、製作作業をする必要があります。なぜならば、多くの生花は室温が高くなると開花が進み、傷みやすくなってしまうので、花の品質を美しく保つには低温環境が必要なのです。花が長持ちする最適な温度は、5〜10℃ほど。真冬の外気温と同じくらいなので、人間にとってはかなり寒い環境ですね。
春〜夏にかけては、5〜10℃の環境を保つために、冷房を効かせて涼しい状態にしておくことが求められ、冬場も暖房をつけると花が傷んでしまうので低温を保っておく必要があります。この環境で長時間働くのはつらいという方も多いでしょう。
【口コミ】フラワーデザイナーって実際大変?
ここまではフラワーデザイナーの大変なことについてご紹介しました。
ここからは、実際にフラワーデザイナーとして働いた方の口コミを見ていきましょう。労働時間に関する悩みや人間関係に関する悩みについてご紹介します。
労働時間に関する悩み(口コミ)
子育てとの両立が難しい勤務日や勤務時間帯が不規則で早朝・深夜に及ぶこともある仕事なので、学校行事や子どもと向き合う時間を必要として、時間を拘束される場面の多い子育てとは両立するのが難しかったです。
まだ子供が手のかかる歳なので、重いバケツを持ったりと体力を使う仕事でもあるフラワーデザイナーは体力的にもきつく、両立するのは厳しいと感じました。ずっと続けてきた好きな仕事なので、パートに変更したりと勤務時間を減らして続けたいとも思っています。
体に負担がかかる
基本的に接客も花束やアレンジメントの製作も、立ちっぱなしでの作業となるので、足のむくみや痛みが起こりやすかったです。また、作業中に植物の棘や茎で手を切ってケガをしてしまう機会も多く、水仕事も多いので手荒れもよく発生しました。
重いアレンジメントや鉢を持つことも多く、腰を痛める原因となってしまいました。水や土は想像以上に重く重労働で、見た目以上の体力を要し、体の健康の部分で合わずに続けるのがつらいと感じて辞めました。花が好きなので憧れていた職業でしたが、体力がないとできない仕事だと思いました。
最初は雑用が多い
花屋は少人数制で営んでいる店舗も多く、技術職という特性から、実績のある経験者の方が集中してアレンジメントを制作していました。
初心者の私にとっては、雑用ばかりでアレンジや花束を作らせてもらえる機会は少なかったです。
店舗の掃除や花の水揚げを中心に、基礎のお世話をする仕事を数年間行って花の管理方法を習得してからアレジメントの業務も担当するようになるという教育システムをとっている店舗が多く、フラワーアレジメントのデザイン自体に関しては、数年ではあまり上達もできなかったし、作成のスピードも遅いままでした……。
結局、体力勝負の仕事内容や雑用が辛くなり、辞めました。アレンジを作成できるようになっても、その会社やクライアントからの受注の場合は好まれるデザインのスタイルがあるので、独立するまでは当然ながらルールに従う必要があり、完全に自分の好きなように作ることは出来ません。
雑用は基礎を学ぶために重要なものですが、初心者の方は最初はあまり花に触らせてもらえず、想像していた仕事と違う……と感じる方もいるようです。
また、体力面でつらいという悩みも多く見られました。植物を扱う仕事である以上、手荒れや力仕事は避けられません。
店舗によっては、フリーランスやパートなど勤務形態を変えて働くことも可能なので、自分のライフスタイルに合わせた働き方をするには、転職を考えた方が良いこともあるでしょう。
人間関係に関する悩み(口コミ)
辞めた原因は人間関係です。勤めた花屋は家族経営でスタッフ同士の距離感がとても近く、アットホームでもあったのですがなかなかその環境にうまく馴染めず、働きづらさを感じました。残業を頼まれた時にも断りづらく……。仕事するうえではあまり距離が近すぎるのも
良くないなと思いました。
フラワーデザイナーを辞める理由には人間関係の悩みも見られました。花屋は小規模経営の店舗が多いことからスタッフ同士の距離が近く、人間関係がうまくいかずに悩む方も。
どの業種にもいえることですが、待遇など条件が良くても人間関係が悪いとモチベーションは続きませんよね。
【口コミ】フラワーデザイナーの大変さをやりがいに変えよう
フラワーデザイナーは体力勝負である一方、花が好きな人にとっては好きな花に囲まれて仕事ができることや、依頼主を自らのデザインで喜んでもらえると達成感を感じたりと、やりがいも多いです。
植物の知識や色彩感覚を活かしながら作品を作り上げていくことは毎日楽しい刺激があり、成長ができる仕事といえるでしょう。
ここからは、フラワーデザイナーの楽しい面や、やりがいを感じるという口コミをまとめました。
お客さんの喜ぶ顔
フラワーデザイナーの仕事で1番魅力的な部分は、何といっても人を幸せな気持ちにできるところだと思います。
私は結婚式場のフラワーデザイナーとして働いていますが、きれいな花で作られたアレジメントはその場を華やかにし、空間を一層素敵なものにしてくれます。そんな仕事にやりがいを感じていますし、幸せそうな新郎新婦の顔が見られるとこっちも幸せな気持ちになりますね。
花屋でフラワーデザイナーとして働くことのメリットは、なんといってもお客さんの喜ぶ顔ですね。
オーダーされた花束をお渡しするときにお礼をいわれたり、嬉しそうな顔が見られるとこれからも頑張ろうって思えます!自分が作ったものを喜んでもらえる姿が見られるとやっぱり嬉しいです。
人の思い出や笑顔を作ることができる点にやりがいを感じている方は多いようです。
活動の場が広がる
フラワーデザイナーはブライダル関連の装花を中心に、パーティー、ショーウィンドウのディスプレイなど多様な場で活躍できる仕事です。
私は最初は花屋で働いていましたが、花屋でスキルを磨き、現在はフリーランスのフラワーデザイナーとして活動しています。
フラワーデザイナーは技術職なので、スキルを高めれば高めるほど活躍の場は広がるのが面白いところだと思います。収入も知名度や技術と共に上がるので、やりがいもあります。
フラワーデザイナーは花屋での勤務が一般的に思う方は多いと思いますが、独立して自分でお店を構えたり、フリーランスでさまざまな会場装花などを手掛けたりと、スキルを磨くほど活動の場が広くなるという点もメリットとして挙げられました。将来性から見ても魅力的な仕事であることがわかりますね。
美しい花が1年中楽しめる
やっぱり綺麗な花に囲まれて仕事ができる環境は気分が良いですね。旬の花が入荷するので、季節の花や管理方法についても詳しくなります。
季節ごと制作するフラワーデザインも変わってくるので、四季によって変化を感じられる気持ちの良い仕事でもあると思います。
花を扱う職業ですから、やはり花が好きな方にとっては働く環境に魅力を感じる方は多いです。
スキルアップや自己成長がやりがいにつながる
アレジメントは芸術のひとつでもあると思っています。花やデザインの選び方で作品の印象はガラッと変わります。
自分のデザインの知識や技術を最大限に生かせますし、常に勉強できます。色彩感覚やデザイン理論を学ぶ姿勢を持ち、経験を重ねることで自己成長を図ることができるので毎日楽しいです。
フラワーデザインは流行りのデザインなどもあり、日々勉強が必要です。常に成長できる可能性がある仕事にやりがいや魅力を感じている方も多いようですね。
上述したように、スキルを磨くと活動の場も広がります。自分が将来どのようなフラワーデザイナーになりたいか見据えて目標に向かっていけば、働くうえでの大変な面も頑張ることができそうです。
フラワーデザイナーが活躍できる場とは
フラワーデザイナーの就職先は花屋、ホテル、結婚式場などがあります。
就職先によって業務内容や扱う花の種類、求められるスキルも異なるので見ていきましょう。
花屋
フラワーデザイナーの代表的な働く場所といえば花屋です。
花屋では花の仕入れから、花の管理、接客、販売、掃除など幅広い業務があります。
配送業務や仕入れを行う場合もあることから、就職するには運転免許を持っていると優遇されることもあるでしょう。
個人経営の花屋が多いですが、何店舗も展開し、近隣のホテルや結婚式場、レストランと提携して、依頼を受けているようなお店もあります。フラワーショップに勤務する場合は週休2日が一般的です。
ブライダル・ホテル業界
ホテルに入っている花屋や、結婚式場にフラワーデザイナーとして就職することもできます。その場合は宴会や結婚式、披露宴などの会場の装飾や花の管理が中心業務になるでしょう。クライアントと打ち合わせをする機会も格段に増えます。
葬儀場
葬儀専門花店で、花祭壇を製作する業務もあります。花祭壇の製作は特殊な作業で、技術力や経験などにより出来映えに差が出ることから、どちらかというとフラワーコーディネーターによる専門職となっています。
フリーランスで活動することも可能
副業やフリーランスとして、フラワーデザインを教える講師の仕事に就く人もいます。
花屋でスキルを磨いた後に独立してフリーランスになったり、起業したりして活躍する人も多くいますよ。
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まとめ
今回は、フラワーデザイナーの大変なことを中心に、仕事内容や実際に働いている方の声などをご紹介しました。
どんな仕事にも大変な面はあるものですが、とてもやりがいのある仕事であることもわかったと思います。
フラワーデザイナーとして働きたい、スキルを磨きたいと思った方は、ぜひプレミアガーデンにご応募ください。