東京でフラワーコーディネーターに転職するなら?仕事内容や勤務条件を解説
季節ごとに旬の品種が咲き、日常に彩りを与えてくれる花々。そんな魅力溢れる花を扱う業界で働きたい、現在フラワーコーディネーターで働いていて、スキルアップのために転職したいという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ブーケや花飾りなどの制作を行うだけではなく、ショップのウィンドウの空間演出も手掛けるフラワーコーディネーターについて分かりやすくご紹介!
また、東京での求人傾向やフラワーコーディネーターの転職についての気になる疑問についても詳しく解説していきます。
フラワーコーディネーターの東京での求人傾向
「東京で、フラワーコーディネーターに転職したい!」と考えた時に、気になるのが求人数ではないでしょうか。
ここからは、求人検索サービスのIndeed、総合的雇用サービスのハローワークにて検索した、東京の求人傾向についてご紹介します。
【Indeed】
- 求人数:309件
- 雇用形態:正社員、派遣社員、アルバイト・パート、契約社員、新卒、業務委託
- 仕事内容:ホテル、ブライダル、オフィス、葬祭でのディスプレイ、制作など
※調査日:2023年3月21日
【ハローワーク】
- 求人数:1件
- 雇用形態:正社員(フラワーコーディネーターアシスタント)
- 仕事内容:通夜、告別式などセレモニー会場の装飾、祭壇の生花の制作など
※調査日:2023年3月21日
Indeedに掲載されている求人数309件の内、正社員が237件、派遣社員が47件、アルバイト・パート17件、契約社員が10件、それ以外の雇用形態は1桁台となっています。
フラワーコーディネーターとして働く職場としては、結婚式場といったブライダル関連やホテルのフラワーショップ、ガーデニングショップ、葬祭関連が多い傾向です。
求人内容には、フラワーコーディネーターとしての実務経験者や店長経験がある方が歓迎されているものだけでなく、未経験OKといった場合も傾向の1つです。
現在、プレミアガーデンでは一緒に働いてくれるフラワーコーディネーターを募集しています。
東京でフラワーコーディネーターへの転職を考えている方は、ぜひ一度ご連絡ください。
Recruit 募集要項一覧 | 株式会社プレミアガーデン 採用サイト
フラワーコーディネーターってどんな仕事?
ここでは、フラワーコーディネーターの仕事内容についてご紹介していきます。
フラワーコーディネーターの仕事内容のイメージを固めて、東京で転職活動を行う際の参考にしてみてください。
フラワーコーディネーターの仕事内容
フラワーコーディネーターの主な仕事内容は、ギフト向けやイベントの装飾などさまざまなシーンに合った花々をセレクトし、ブーケや花飾りの制作・アレンジ、飾り付けを行うことです。
制作されるものには、店舗のオープニング時に贈られるスタンド花といった、インパクト大豪華なフラワーアレンジメントも含まれます。
ショップのディスプレイや結婚式城での空間演出も担う、花業界に欠かせない職種です。フラワーコーディネーターとして働く場所としては、下記のような職場が挙げられます。
- フラワーショップ(ホテル内含む)
- オンラインにも対応したフラワーショップ
- 園芸・ガーデニングショップ
なお、制作や飾り付け、打合せといったコーディネーターとしての業務以外を行う場合があります。接客・販売、花や花器の管理、運搬、配達などがそれに当たります。
また、店舗に来たお客様の希望を聞き、フラワーアレンジメントを行う場合があるのも特徴の1つです。
フラワーデザイナーとの違い
フラワーコーディネーターと混同されやすい職種である、フラワーデザイナー。この2つには、下記のように明確な違いがあります。
- フラワーデザイナー:ブーケや花飾りなど生花中心のモノを制作する
- フラワーコーディネーター:ブーケや花飾り、スタンド花などの制作と空間全体を作る
フラワーデザイナーは、花や草といった生花を中心に使用したブーケや花飾りなどを制作することが主な仕事です。制作物はイベント会場や結婚式場といったブライダル関連の装飾・演出品として使用されます。
フラワーコーディネーターの仕事のやりがい
ここからは、フラワーコーディネーターに就いた際の仕事のやりがいについてご紹介していきます。
「早く、フラワーコーディネーターとして仕事をしたい!」といったように、転職を考えている方の背中を押すような魅力溢れるやりがいをチェックしていきましょう!
お客様のイメージを叶え喜んでもらえる
フラワーコーディネーターはお客様から依頼を受けたイメージ通りに制作したり、コーディネートしたりすることで喜んでもらえます。
また、お客様のフワッとした要望から理想を形にしたり、アイデアをプラスしたりすることで自らの喜びに繋がるのも魅力です。
イメージを叶えるには理想のデザインを形にすることや、「どんなシーンにどんな花が合うのか?」など、フラワーコーディネーターとして経験や知識が必要になってきます。
その経験や知識を発揮できることも、仕事をするうえでのやりがいとなるでしょう。
自分のアレンジメントが華々しいシーンで飾られる
フラワーコーディネーターは、結婚式や店舗開店のためのオープニング、人々の目に留まるショップのウィンドウなどの華々しいシーンで活躍できます。
結婚式では式場内はもちろんのこと、花嫁さんが持つブーケや花冠の制作を行うこともあります。一生の思い出になる夫婦の門出に、関われることは嬉しいものです。
店舗の開店を祝福するオープニング時には豪華で大きなスタンド花を飾り、華を添えます。
ショップウィンドウのコーディネートは、ショップや商品の良さを際立たせる重要な役割です。自分の作品やセンスを、さまざまな人達の目に触れて貰える喜びを感じられます。
さまざまな空間のコーディネートができる
フラワーコーディネーターは、先述したように結婚式や店舗開店といったオープニングセレモニーの飾り付け、ファッションショップやデパートなどのウィンドウコーディネートを行います。
上記以外にも、ホテルやオフィスなど日常的に利用される空間でのコーディネートを行うのも魅力の1つです。
「上品」「落ち着き」「華々しい」「馴染みやすさ」など、異なる雰囲気のさまざまな空間をコーディネートできるので、経験値やセンス力が上がるのもやりがいとなるでしょう。
東京のフラワーコーディネーターの求人内容
ここからは、東京都で募集されているフラワーコーディネーターの求人内容を調査した結果についてご紹介します。
求人チェックの際に抑えるべき4つの項目である、「年収・給与」「勤務時間」「休日休暇」「福利厚生」についてそれぞれ調査し、まとめてみました。
いずれの項目も、求人検索サイトIndeedで集計されたデータを基にしています。
「東京でフラワーコーディネーターとして働きたい!転職したい!」と考えている方、必見です。
※調査日:2023年3月21日
年収・給与
東京でフラワーコーディネーターとして働く際の目安となる年収・給与は、下記の通りです。いずれも、東京都の平均値を記載しています。
- 年収:6,941,023円
- 給与:385,240円
都内では、台東区が年収・給与とも多い傾向にあるようです。
また、東京都と他の地域を比較すると、年収では数十万、給与でも数万~数十万円といった差の開きがあることが分かりました。
都心部でのイベントが集中しやすく、仕事の依頼も多い傾向にあることが理由のようです。
勤務時間
東京でフラワーコーディネーターとして働く際の勤務時間は、下記の通りです。
- 勤務時間:約8時間
勤務時間は、基本的にフルタイムの約8時間です。ですが、繫忙期は、早出・遅出含めた残業が発生する場合があります。
なお、店舗によっては固定・シフト制と分かれている場合があり、就業時間帯は求人によって異なります。
休日休暇
東京でフラワーコーディネーターとして働く際の休日休暇は、下記の通りです。
- 休日休暇::平日の内の数日、店舗の休業日
フラワーコーディネーターの特徴として、土日といった週末や祝日などに集中するイベントでの業務があります。
そのため、平日に休日休暇を取ることが基本です。また、休業日が決められている店舗の場合は、自動的にその日が休日休暇になることがあるでしょう。
福利厚生
東京でフラワーコーディネーターとして働く際の主な福利厚生は、下記の通りです。
- 福利厚生:交通費支給、有給休暇、社会保険完備など
福利厚生は店舗によりますが、基本的には上記内容が含まれている傾向にあります。また、健康診断の受診、特別手当など福利厚生が手厚く整っている場合もあるようです。
東京でフラワーコーディネーターの求人をお探しならプレミアガーデンへ
「フラワーコーディネーターとして東京で働きたい!」といった方にご紹介したいのが、株式会社プレミアガーデンです。「彩りを強情に、想いを花に。」をモットーとして掲げた、オンラインにも対応したフラワーショップです。
フラワーギフトとしてぴったりな豪華で美しい胡蝶蘭・彩りを添える生花と共に、送り主の素敵な想いを全国に届けています。
プレミアガーデンでは東京都品川区・戸越銀座にて、花の魅力を一緒に引き出すフラワーデザイナーを募集中です。気になる方は、下記の募集要項をぜひチェックしてみてください。
【募集要項】
勤務地:東京都東京都品川区・戸越銀座
雇用形態:正社員/アルバイト
給与:18万円~(正社員)/21万円~(正社員※経験者)/1,000円~1,500円(アルバイト)
勤務時間:9:00~18:00(平日)/9:00~17:30(土日・祝日)※シフトにより決定
仕事内容:生花の水揚げ・手入れ、アレンジメント、スタンド花・花束・ブーケの制作、ラッピング、配達、来店接客など
福利厚生:交通費支給(2万円まで)、夏季・冬季休暇は最大5日まで取得可能
休日休暇:シフトによるほか、夏季・冬季、年末年始に取得できる場合あり
求める人物像:23歳〜45歳迄の男女(長期勤続によるキャリア形成を図るため)、社会人としての常識的マナーのある方、向上心がある方、敬語を話せる方
フラワーデザイナー | 株式会社プレミアガーデン 採用サイト
東京のフラワーコーディネーターへの転職で求められるスキル
ここからは、フラワーコーディネーターへの転職時に求められるスキルについて、ご紹介していきます。
花への関心を持ち知識力に長けていることはもちろんですが、ほかに何を求められるのでしょうか。
「どんなことを求められるのだろう?」と不安な方は、必見です。後述するスキルを確認し、応募や面接に備えておきましょう!
花の知識力
フラワーコーディネーターへの転職時には、花の知識力は欠かせないスキルです。扱う花に対して、特性を熟知していなければなりません。
さまざまなシーンにおいて、依頼通りのアレンジメントをする際に合う花の種類の知識も必要です。店舗ではお客様からの希望に合う花をサッとセレクトし、ブーケの制作を行う際にも役立ちます。
なお、園芸・ガーデニングショップで働く場合には、種類によって異なる植物の植え方・育て方も熟知していたほうが良いでしょう。お客様へのアドバイスもでき、重宝されます。
リサーチ力
フラワーコーディネーターへ転職する際には、リサーチ力も身に付けておいたほうが良いでしょう。さまざまなフラワーアレンジメントを行う場合、デザインの引き出しも蓄えておかなければなりません。
また、ブーケと一言で言っても小ぶりなものから大きいもの、バスケットを使用した置き型などがありデザインもさまざまです。
日々、どんなデザインがあるかリサーチをすることで自身のセンスアップも望めます。
コミュニケーション能力
フラワーコーディネーターに転職する際には、コミュニケーション能力も欠かせないスキルと言えます。
お客様から依頼を受けたフラワーアレンジメントを、イメージ通りに制作するには打合せが必須です。
円滑にやり取りを行えるコミュニケーション能力があれば、意見もしっかりと聞くことができ、アレンジに希望を落とし込めます。
また、店舗で働く際にはお客様への接客やスタッフ間とのやり取り時にも役立つでしょう。
フラワーコーディネーターへの転職に資格は必要?
フラワーコーディネーターへの転職には、必ず必要な資格・免許はありません。しかし、持っていると転職の際に有利になる可能性のある資格・免許があります!
ここからは、フラワーコーディネーターへの転職時に必要な資格・免許について詳しく解説。
花をキレイに飾ったり魅せたりするだけではなく、普通自動車運転免許や販売士といった資格・免許についてもご紹介します。
普通自動車運転免許
普通自動車運転免許は市場から花を購入し、店舗へ運ぶ際に車が必要な場合に役立ちます。花以外にも、大きかったり重たかったりする花器の運搬時にも車が必要です。
また、お客様の元へ配達サービスを行っている場合や、ショーウィンドウのディスプレイを担っている場合など車を運転するケースが発生します。
店舗によって異なりますが、さまざまなケースで車を運転する機会が発生するので、普通運転免許は持っておくとよい資格でしょう。
フラワーデコレーターライセンス
フラワーデコレーターライセンスは1~3級までレベル分けされた、花を扱う現場で実力を証明できる資格です。
花の選び方・基本のデコレーションデザイン・カラーコーディネートなど、現場で強みとなるスキルやデザイン・表現力を培うことができます。
演習ではブーケやコサージュといった基本を始め、センスが問われる人気のアレンジなど、多様なスタイルのフラワーデザインの習得が可能です。
フラワーデザイナー資格検定試験
フラワーデザイナー資格試験は、フラワーアレンジメントの普及と技術の向上、花への知識力アップを目的tおした資格です。
1~3級までレベル分けされており、1級では創作力も求められます。花を愛し、親しみを持つ方であれば、どなたでも受けられる資格検定です。
花の知識を学びつつ、アレンジメントを楽しみながら学びたい方にもぴったりです。
販売士
販売士は、マーケティングを始め小売業・流通といった経営知識が身に付く資格です。1~3級までレベル分けされており、1級に合格すればコンサルタントとしても働けます。
フラワーコーディネーターとしての業務と並行して、店舗で販売する花や花器の在庫管理、店舗の経営を行う場合には持っておきたい資格といえます。
フラワー装飾技能士
フラワー装飾技能士は生花を用いた花輪、ブライダルブーケ、冠婚葬祭時の装飾に対する学科・実技試験に合格すると取得できる国家資格です。1~3級までレベル分けされています。
花や装飾といったデザイン、制作力を証明することが可能です。フラワーコーディネーターへの転職の際に、高いアピールになる資格と言えるでしょう。
色彩検定
色彩検定は色についての幅広い知識を学べ、1~3級までレベル分けされている資格です。ブーケや花飾りなどの制作・アレンジの際に役立ちます。
制作・アレンジをする際のバランスのよい色合いは、経験はもちろんですがセンスが問われるもの。また、イベント時の空間演出やディスプレイ制作時にも色のバランスは重要なポイントです。
色の基礎知識を学んでいると強みになるほか、花の良さも活かせます。
東京のフラワーコーディネーターへの転職でよくある質問
ここからは、東京でフラワーコーディネーターへ転職する際のよくある質問について詳しく解説していきます。
「未経験からでも転職できる?」「仕事が忙しいのはいつ?」「仕事で大変なことやきついことは?」など、転職前・後に役立つ気になる疑問の答えをチェックしていきましょう。
フラワーコーディネーターへの求人応募の前に、疑問を解決しておきたい方必見です!
未経験からでも転職できる?
フラワーコーディネーターへの転職は、未経験でも可能な場合があります。
募集要項に「未経験OK」と記載されている求人は、どんどんチェックしましょう。求人を探す際には、詳細の絞り込み時に未経験を選択すると探しやすいです。
なお、先述した資格・免許は未経験で応募する際のアピールポイントになる可能性もあります。
仕事が忙しいのはいつ?
フラワーコーディネーターの仕事が忙しい時期は、各種イベントが開催される土日祝日、ジューンブライドで結婚式の多い6月です。
どちらも依頼が集中しやすく、イベントや結婚式の前後にはデザインの打合せや制作はもちろん、設置・撤収作業も行います。
場合によっては残業および徹夜になることもあるため、繁忙期があることも頭に入れておいたほうが良いでしょう。
仕事で大変なことやきついことは?
フラワーコーディネーターの仕事で、大変だったりきつかったりすることを挙げてみました。
- 重たい花器を運ぶ
- 寒い時期に水を使用する
- 花を廃棄すること
花を飾る花器には、想像以上に大きいサイズや重量があるものがあります。移動および運搬時には重労働になるので、体力勝負な部分もあります。
また、季節を問わず花には水が必要です。冬場のどんなに寒い時期でも花を扱う場合には、水に触れて仕事をしなければなりません。
さらに、花の命は短いため売れ残った花は、やむを得ず廃棄する場合があります。
ですが、花々をよりよく飾ったり、キレイな状態を保つようにしたりする場合にはそれぞれが必要なことであるといえるでしょう。
将来性はある?
フラワーコーディネーターの仕事には、将来性があると言えます。
結婚式場、ホテル、デパート、ファッションビルなど多岐にわたる場所で活躍できるのが、フラワーコーディネーターです。
さまざまなシーン・シチュエーションに合ったデザインを生み出す技術力や経験は、重宝されます。
フラワーショップやガーデニングショップに所属しながら、フラワーコーディネーターとしての経験も積めるのが魅力でもあります。
キャリアアップはできる?
フラワーコーディネーターは、キャリアアップが望めると言えるでしょう。
アルバイト・社員から経験や実績を積み、技術力・デザイン力などを身に付けた後は独立も視野に入れることができます。
さらに、経験を基にした講習会の開催も可能です。フラワーアレンジメンのトのノウハウをレクチャーできるほか、現場の生の声も発信でき、自身の価値を高められます。
まとめ
本記事では、フラワーコディネーターとして転職する際の求めらえるスキルや必要な資格などについてご紹介してきました。
また、フラワーコーディネーターへの転職を考えている未経験の方も含めた、「繁忙期」や「大変なことやきついこと」などの疑問についても解説してきました。
東京都でフラワーコーディネーターに転職するために「何をスキルとして身に付けておいたらいいのか?」といった不安を軽減したり、業務内容をハッキリさせたりする際の参考にしてみてください。
プレミアガーデンでは、花を愛する素敵な仲間を募集しています。フラワーコーディネーターとして、ぜひ一緒に働きましょう!