フラワーデザイナーに向いてる人・いない人の特徴|適正をチェックしよう
「フラワーデザイナーになりたいけど、今からじゃ無理かも……」と不安に思っている方はいるのではないでしょうか。
フラワーデザイナーは専門職のようなイメージがありますが、実は未経験で資格を持っていなくてもスタートは可能です。
この記事では、フラワーデザイナーに向いてる人や向いていない人の特徴をはじめ、やりがいやよくある質問などを解説します。
フラワーデザイナーになりたい、花が好き、花屋の仕事に興味があるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
フラワーデザイナーに向いている人の特徴7選
フラワーデザイナーの仕事は、「毎日花に囲まれて幸せそう」というイメージがあるかもしれません。
実際の仕事内容は花の装飾を作成するだけでなく、多くのスキルを必要としており、「向いている」「向いていない」の適性が異なる仕事でもあります。
ここでは、フラワーデザイナーに向いている人の特徴を7つご紹介します。
花や植物が好き
フラワーデザイナーとして働くうえで、最も大切ともいえるのが花や植物が好きという点です。
フラワーデザイナーは花や植物を美しくアレンジして演出する仕事です。
同じ花を使用したとしても、その花が好きな人とそうではない人では思い入れが大きく違ってきますし、作品の出来栄えにも顕著に表れてしまいます。
また、好きなことであれば日々の勉強がストレスには感じにくいため、楽しくスキルアップに取り組めるでしょう。
クリエイティブな思考を持っている
フラワーデザイナーには、豊かでクリエイティブな思考も必要な要素です。
花束1つをとっても、テーマカラーのなかで花を組み合わせる色彩感覚、さまざまな花種のバランスを取るデザイン力などのセンスが必要とされます。
また、イベント会場などのアレンジメントでは、花種や色だけでなく、クライアントの希望を取り入れたうえで自分の作品として仕上げる技術が求められます。
美意識が高い
美しい花を扱うフラワーデザイナーには、美意識の高い方が向いています。
美しさを追求する気持ちや、美しいものを「美しい」として素直に捉えられる感性の高さ、自分が美しいと思うものを生み出せる心を持っている方は、その能力を十分に発揮できるでしょう。
また、美意識の高い方は外見だけでなく、内面も磨く傾向があります。
そういった方はコツコツと努力しながら自己肯定感につなげ、自信のある作品を生み出すことができるでしょう。
流行に敏感
花のカラーやアレンジメント方法には、毎年流行のスタイルというものがあります。
フラワーデザイナーは自分でさまざまな知識を吸収し、クライアントに新しいパターンを提案していかなければなりません。
トレンドは日々変化していくものなので、流行に敏感なことは大きな武器となるでしょう。
仮に流行にそれほど敏感ではないという場合でも、毎日の情報収集で流行を知ることができるため、日々アンテナを張って情報を収集できる姿勢があることが大切です。
コミュニケーション能力に自信がある
フラワーデザイナーは、黙々と花のアレンジを作成するイメージがあるかもしれませんが、実際には人と関わる場面が多いです。
フラワーショップで花束を作成する祭は、目の前のお客さまと直接お話をしながら希望をヒアリングしながら作品にします。
イベント会場のアレンジであっても、何度もほかのスタッフと打ち合わせを重ねたうえで、最終的にプランを完成させていきます。
「人が好き」というだけでなく、そのうえでしっかり提案もできるような高いコミュニケーション力が必要不可欠です。
細かい作業が得意
細かくて繊細な作業が得意な方もフラワーデザイナーに向いているといえるでしょう。
アレンジの作業では1本1本茎をカットしたり、不要な葉を摘んだりなど、細かい作業が非常に多いです。
大雑把に作業してしまうと、花びらが取れてしまうといった取り返しのつかないことになりかねません。
また、高価な花瓶や器を移動することも少なくないため、デリケートに作業する技術が必要です。
体力に自信がある
意外に感じる方は多いかもしれませんが、フラワーデザイナーは体力があることはとても重要です。
花に囲まれた優雅な仕事というイメージがあるかもしれませんが、実際には早朝からの花の仕入れや運搬、毎日の手入れで水の入ったバケツを持つなど、重労働が多いという一面があります。
また、花は低温で管理する必要があるため、真冬は特に厳しい場合もあります。
そのため、体力に自信があり、ある程度タフな方が向いているといえるでしょう。
フラワーデザイナーに向いていない人の特徴3選
フラワーデザイナーに向いていない人も残念ながら存在します。
性格や経験、知識で補える部分であれば後々成長していけるかもしれませんが、潜在的なものや生理的なものの場合はどうしようもできません。
ここでは、フラワーデザイナーに向いていない人の特徴を3つご紹介します。
体力がない
上述したように、フラワーデザイナーという仕事は想像以上に重労働なため、体力に自信がない方には向いていないかもしれません。
早朝から市場へ向かい大量の花を仕入れて運搬したり、イベント会場の設営で重いものを動かしたりすることも多くあります。
フラワーショップ勤務の場合でも、花の水替えなどの毎日の手入れがあり、肉体労働は欠かせません。
特に真冬の作業は寒さも辛いため、あらかじめ理解しておくことが肝心です。
虫が苦手
フラワーデザイナーは生花を扱う職業なので、虫が付着している場合があり、虫を取らなければなりません。
花に虫がつくのはある程度仕方のないことですが、場合によっては大量発生してしまうこともあります。
「虫が気持ち悪くて触れない」といって、その都度ほかのスタッフに駆除をお願いするようではフラワーデザイナーは務まらないといえます。
提案力がない
フラワーデザイナーは顧客の注文やイメージを具現化して作品に活かす仕事ですが、それに加えて自分の意見を上手にまとめる提案力も必要です。
まずは顧客の希望をくんでヒアリングしますが、それだけで終わる受け身の姿勢では、「誰がやっても同じ」といえるでしょう。
要望を聞いた上で独自のアイデアを提案して作品を作り出せば、顧客の想像以上のものが完成し、満足度は高くなるはずです。「次もこの人にお願いしたい!」という気持ちになり、フラワーデザイナーとしての人気も高くなるでしょう。
そもそもフラワーデザイナーってどんな仕事?
上記でご紹介したフラワーデザイナーに向いている人の特徴にいくつか当てはまるものがあれば、ぜひフラワーデザイナーの道に足を踏み出してみることをおすすめします。
ここからは、フラワーデザイナーの実際の仕事内容や勤務時間、給料情報などを見ていきましょう。
仕事内容
フラワーデザイナーのお仕事で1番イメージしやすいのは、お花屋さんでの花束やアレンジメント作りといえるでしょう。お客様のご要望や予算をヒアリングし、その場でスピーディにギフトを作ります。
また、パーティ会場やホテル、飲食店、ショッピングモール、スタジオなどの生花ディスプレイを作ることもフラワーデザイナーのメインのお仕事のひとつです。
特に。冠婚葬祭、中でもブライダルシーンは花嫁のブーケやコサージュ、テーブル装飾、会場内など花装飾が重宝される場面が多く、フラワーデザイナーの大きな腕の見せ所といえるでしょう。
勤務時間
勤務時間は、一般的には1日8時間であることが多いです。しかし、所属するフラワーショップによって違いますので、応募する前によく確認しておきましょう。
フラワーショップの営業は定時かもしれませんが、クリスマスや母の日などの繁忙期には、残業やお休み返上になることもあります。
各種会場や結婚式場のディスプレイ制作などのお仕事であれば、イベントは土日祝日に行われることが多いので、前日などの夜間に作業をし、平日休みとなることもあるでしょう。もちろん企業によっては時間固定やシフト制の勤務形態もあるので、いろいろチェックしてみると良いでしょう。
年収・給与
フラワーデザイナーの収入は、企業やスキルによって大きく違います。
東京都ならばフラワーデザイナーの年収は約479万円(厚生労働省調べ)といわれています。しかし、初任給は16〜20万円程度であることも多く、実際には200〜400万円と開きがあります。
都心部の方がニーズが高く高額となるので、応募前にしっかり確認しておく必要があるでしょう。もちろんスキルや経験値を高めていけば、高収入も見込める職業です。
フラワーコーディネーターとの違いとは
フラワーデザイナーに似た職業として、フラワーコーディネーターがあります。
ともにお花で美しい装飾を作るお仕事ですが、仕事内容にはやや違いがあります。フラワーデザイナーは、イベント会場の装飾から個人で購入する小さな花束ギフトまで、非常に幅広く対応します。ある程度自分のセンスを優先してお仕事ができるでしょう。
フラワーコーディネーターは、お花で空間そのものを演出するような大きな作業が多いお仕事です。クライアントのイメージや希望を的確につかんで表現する高い能力が求められるので、まずはフラワーデザイナーとして経験を積むという方も多いようです。
フラワーデザイナーのやりがい
フラワーデザイナーに就職を希望する方は、もちろん「お花が好き」という気持ちからスタートしている方が多いと思います。
しかし、実際にフラワーデザイナーのお仕事をしてみると、お花に囲まれて過ごす以外の大きなやりがいもたくさんあるのです。
「本当に自分に向いているか?」という判断基準にもなりますので、ぜひ参考にしてみてください。
お客さまを笑顔にできる
フラワーデザイナーは、フラワーショップなどで直接お客様と対面してお話を聞き、その場でアレンジメントを作成します。
予想を超えた素敵な花束が完成すれば、お客様はパッと笑顔になってくれるでしょう。
また、会場でのアレンジメント作りであっても、クライアント様の要望をしっかり取り入れて演出すれば、クライアント様だけでなく、その会場にいるみんなを笑顔にできるという素晴らしいやりがいがあります。
人を喜ばせることが好きな方は、「この瞬間のために頑張っている。」と感じられるでしょう。
スキルや知識を日々磨くことができる
フラワーデザインのお仕事では、スタッフの方と打ち合わせをする場面がよくあります。その際に、自分の方からもアイデアを提示していこうと思ったら、新しい知識をどんどん仕入れ、常にスキルアップしていく必要が出てくるでしょう。
そのため、日々のお仕事に取り組むことで、自然と成長していけることも大きなやりがいといえます。
作業の中で「次はこれができるようになりたい。」と思えれば、資格取得や勉強のモチベーションにもなるでしょう。
季節を感じながら働ける
東京などの都心では、季節を感じながら働いている人は少ないかもしれません。
しかし、フラワーデザイナーは、都心で働いていながらも、四季折々の植物に触れ季節を感じながら働ける貴重なお仕事といえます。
とくに撮影現場や収録スタジオなどでは、お花で季節を表現することも多いです。今しか見かけることのない花々を使って、雰囲気を演出する楽しみもあるでしょう。
フラワーデザイナー関連の良くある質問
転職をしてフラワーデザイナーを目指そうと思っても、実際にどんなお仕事なのかわからず決断できないこともあると思います。
こちらでは、フラワーデザイナーを目指す人が抱きやすい質問をまとめてみました。
未経験からでもフラワーデザイナーになれる?
フラワーデザイナーは、未経験からでもスタートできるお仕事です。
しかし、いきなりブライダルのような大きなお仕事を任せられるということはないでしょう。まずはフラワーショップでアルバイトや正社員として働き、経験をつけていくことが大切です。資格試験の勉強や学校へ通うのであれば、時間の融通の利くアルバイトからでもよいでしょう。未経験者でも応募可能なフラワーショップは多いので、チェックしてみてください。
フラワーデザイナーに将来性はある?
フラワーデザイナーは人々の生活にとって必要不可欠なものというわけではありませんが、人間にしかできない貴重な職種のひとつなので、まだまだ将来性はあるといえるでしょう。実績を積み信頼を得れば、指名をしてもらえるようになるでしょうし、ゆくゆくは独立してフリーランスになることも可能です。
国家資格の「フラワー装飾技能士」は、2級3級は都道府県知事が、1級は厚生労働大臣認定となる国家資格なので、取得すればアレンジメントの講座を持って講師となるというビジネス展開も考えられます。
接客が苦手でもフラワーデザイナーになれる?
フラワーデザイナーのお仕事には、正直なところ接客は欠かせません。
お花を買い慣れていない人や特別な日を演出したい人は、プロのお花屋さんに相談しながら購入したいという人が多いです。
接客スキルは、笑顔や知識をつけることなどで上げていきましょう。
どうしても自分には難しいという方は、フラワーショップの電話対応や配送、マーケティングなど、違う形でお花に関わりながら働くという方法もあります。
フラワーデザイナーの仕事って大変?
フラワーデザイナーのお仕事で大変と感じる部分は、主に繁忙期と体力面でしょう。
店舗ではクリスマスや母の日などの繁忙期に残業も多く、イベントの多い季節は会場で夜通し作業を続けるなど、不規則労働になることがあります。
また、仕入れや搬入、水の入った重いバケツを運んだり花を水揚げしたりなど、体力的にも負担はあると思っておきましょう。
その分のやりがいはあるお仕事なので、それでも挑戦してみたいと感じられるならば、ぜひ挑戦してみてください。
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まとめ
今回はフラワーデザイナーに向いている人の特徴やメリットなどをご紹介しました。
フラワーデザイナーは、華やかなお花に囲まれたクリエイティブなお仕事ですが、意外と重労働で、さまざまなスキルも必要であることがわかりました。
フラワーデザイナーになるには、デザイン・フラワー系の専門学校や大学へ通う人も多いです。しかし、違うお仕事をしている中でお花と出会い、「仕事にしたい!」と思う転職組もいるでしょう。
プレミアガーデンのように、未経験でもしっかりした研修プログラムを持っている企業を選べば、転職組も大好きなお花に囲まれて働くチャンスがあります。
まずはアルバイトからでも気軽に挑戦して、夢を叶えましょう。